【買い手側】Instagramアカウントを購入するときのポイントとは?

【この記事のポイント】
フォロワーが多いアカウントを選べば良いというわけではない!
執筆者: 和家 智也

近年、Instagram(インスタグラム)はビジネスツールのひとつとしても活用されるようになり、企業タイアップなどマネタイズに成功しているアカウントも多くみられます。Instagramアカウントの運営を検討する際、すでに運用に成功しているアカウントを購入するのもひとつの方法です。アカウントを1から立ち上げる場合と比べて、「フォロワーが多く拡散力がある」「すぐに収益化できる」といったメリットがあります。

そこで本記事では、Instagramアカウントを購入するときのポイントについて解説していきます。

■ Instagramアカウントを購入するときのポイント9選


Instagram(インスタグラム)アカウントの運営を成功させるためには、どのようなアカウントを購入するかが大切です。ここでは、Instagramアカウントを購入する際に気を付けたい9つのポイントを解説していきます。

①購入後にアカウント運用がしっかりとできるか

Instagramアカウントを購入する際は、購入後に同じように運営を行えるかをしっかりと検討しましょう。「これまでと同じ頻度で投稿ができるか」「投稿する画像の雰囲気が変わらないか」「Instagramアカウント運営に対する知見があるか」といったことをよく確認していなければ、「購入したものの運営が上手くいかない」ということにもなりかねません。

投稿頻度が落ちたり、アカウントの雰囲気が変わったりすることは、フォロワー離れの要因になります。事前にしっかりと運営を引き継げる体制を整えておくことを心がけましょう。

②フォロワー数のかさ増しをしていないか

Instagramアカウントを購入する際は、フォロワー数の多さも重要なポイントです。ただし、そのフォロワーが購入されたものでないかという点までしっかりとチェックしましょう。

特に個人間で売買取引を行う場合は、フォロワー数のかさ増しをめぐってトラブルになることがみられます。アカウント購入後に問題を抱えないためにも、必ず事前にフォロワー数についての確認を行うことが大切です。

③一時的にバズったアカウントではないか

Instagramアカウントの中には、一時的にバズったことが要因で注目を浴びているものもあります。たとえば「一件の投稿だけがバズっていて、その他の投稿に対してはエンゲージメントが低い」というアカウントであれば、購入後に運営に苦労する可能性が高いでしょう。

Instagramアカウントを購入する際は、継続してエンゲージメント率が高いアカウントや固定ファンがしっかりとついているアカウントを選ぶことが大切です。

④既存事業と親和性があるか

Instagramアカウントを購入する際は、既存事業と親和性があるアカウントを選びましょう。たとえば既存事業で健康食品の販売を行っている場合、美容アカウントやフィットネスアカウントなどを購入することでシナジー効果が期待できます。もし、社内の知識・情報で運営できるアカウントであれば、アカウント運営を外注せずに済むメリットもあるでしょう。

フォロワー数が多く人気のアカウントを購入しても、その影響が既存事業に波及せずにInstagram内だけに留まってしまうのはもったいないといえます。よりSNS運営のメリットを活かすためには、親和性の高いアカウントを購入することが大切です。

⑤属人性が高いアカウントではないか

Instagramアカウントを購入する際は、運営に再現性があるかも重要なポイントです。属人性が高いアカウントの場合、購入後の運営引継ぎに苦労する可能性が高いといえます。

たとえば、運営者が顔出しを行っているアカウントでは、運営者自身にファンがついている可能性があるため、運営引継ぎによってフォロワーが減少してしまうリスクがあります。その他にも、投稿素材のデザイン性が極端に高いアカウントなども運営の引継ぎが難しい可能性があるでしょう。

⑥収益が発生しているアカウントは収益元をチェック

すでに収益が発生しているInstagramアカウントを購入する際は、その収益元にもチェックが必要です。最近ではInstagram用のアフィリエイト案件も増えていますが、特定の商品に頼って収益を得ている場合、そのアフィリエイト案件が終了すると収益源がなくなってしまいます。

収益を重視してInstagramアカウントを購入する場合は、「収益源が複数ある」「アフィリエイト案件が複数ある」といったアカウントを選ぶようにしましょう。

⑦フォロワーに対してのエンゲージメントを確認

Instagramアカウントを購入する際は、フォロワー数だけでなくエンゲージメント率も重視すべきポイントです。エンゲージメント率とは、投稿に対して「いいね!」やコメントなどで反応してくれるユーザーの割合を指します。

Instagramアカウントでは、フォロワー数が少なくてもエンゲージメント率が高ければ、固定ファンがしっかりとついている可能性があります。固定ファンの多いアカウントは今後の展望も描きやすいため、ぜひ購入を検討したいアカウントといえるでしょう。

⑧売買取引は信頼できる仲介業者を利用

Instagramアカウントの売買は、個人間やマッチングサイトでも取引可能です。ただし、個人間での取引は「購入資金を振り込んだのに、アカウントの引継ぎが行われない」「事前に聞いていたアカウント情報と異なる」など、トラブルに発展する可能性もあります。

アカウント売買をスムーズに進めるためには、信頼できる仲介業者を利用することがおすすめです。仲介業者では売り手側との交渉や契約書、金銭のやり取りを仲介サポートしてくれるため、不要なトラブルを未然に防げるメリットがあります。

⑨アカウント購入後のマネタイズを検討

Instagramアカウントを購入する際は、購入後のマネタイズプランをしっかりと描いておきましょう。Instagramアカウントのみで収益化をするのは難しいことから、「物販につなげて売り上げを立てる」「自社サイトへの動線を作ってアフィリエイトで収益をあげる」など、具体的な計画を立てることが大切です。

「Instagramアカウントを購入したものの、あまり収益につながらない」ということにならないよう、購入後のプランまでしっかりと見据えておきましょう。

■ Instagramアカウントを購入したい場合

ここまで、Instagramアカウントを購入する際のポイントについて解説してきました。Instagramアカウントの売買では、これらのポイントを抑えながら購入を検討することが大切です。

サイトレードは、Instagramアカウントの売買案件も取り扱っており、M&Aアドバイザーが仲介サポートして取引ができる仲介会社です。Instagramアカウントの購入を検討している方は、ぜひお気軽にサイトレードまでお問い合わせください。

サイトレードへのお問い合わせはこちらから

まとめ

Instagramは、今やビジネスツールのひとつとして定着しているSNSです。Instagramアカウントを購入する際は、ただフォロワーが多いアカウントを選べば良いというわけではありません。自社の既存事業と親和性が高いアカウントや、エンゲージメント率が高いアカウントなど、複数のポイントを抑えながらアカウントを選定していくことが大切です。

購入後のマネタイズプランをしっかりと立てておくことで、よりアカウントを成長させることができるでしょう。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる

サイト売買の相場価格とは?高値で売却されたケースを解説

【この記事のポイント】
サイト売買を成功させるためには、取引価格の相場観を抑えておくことが大切!
執筆者: 和家 智也

サイト売買を検討する際、最も気になるポイントの一つは、「どれくらいの価格で売却できるのか?」という点です。近年取引が活発になっているサイト売買市場ですが、どのような相場価格で売買されているのでしょうか。本記事ではサイト売買の相場価格や、高く売却されたケースについて解説していきます。

■ サイト売買の相場価格とは?


サイト売買を成功させるためには、相場価格を把握しておくことが大切です。相場価格を抑えていれば、安値で売却してしまうことや、高値を付けすぎて売れ残ってしまうことを避けられるメリットがあります。

ただし、サイト売買はサイトの需要やサイトの収支、付加価値など複数の要因によって取引価格が大きく変動するため、相場価格にあてはまらないケースもみられます。あくまで一般的な相場感として捉えておいてください。

■ Webサイトの相場価格


一般的にWebサイトの相場価格は、「サイトの月間営業利益の1~3年分」といわれています。

たとえば、月間営業利益が20万円のWebサイトであれば、「240~720万円」が相場価格という計算になります。「価格の幅が広すぎて相場観がつかめない」と感じるかもしれませんが、Webサイトの売買では、サイトのジャンル、売上やPV数、コンテンツの質など複数の要因で取引価格が決められます。さらに、買い手のニーズの強さにも左右される相対取引になります。そのため、どうしても相場価格が幅広いものになってしまいます。実際の取引価格はサイトによって異なるため、ここではあくまで一般的な相場価格と捉えておくとよいでしょう。

SNSアカウントの相場価格は上昇傾向

近年SNSユーザーの増加を受けて、SNSアカウントの売買も活発になっています。取引の相場価格も上昇傾向となっているため、SNSアカウントの売却を検討されている方も多いのではないでしょうか。

SNSアカウントの相場価格は各SNSによって異なりますが、どのSNSでも共通して重視されるポイントは、フォロワー数やチャンネル登録者数の多さです。すでに収益化できているアカウントであれば、より高値で売却できる可能性があるでしょう。特に、収益化のハードルが高いYouTubeのアカウントは収益化されていれば高値がつく傾向にあります。

収益が上がっていないサイトでも売買可能

サイト売買では、収益が上がっていないサイトでも売買の対象となります。「集客が上手くできていないだけでコンテンツの質は高い」「これからトレンドが来そうなジャンルに精通している」といったサイトは、今後の収益を見越した買い手がつく可能性があるためです。

相場価格はサイト構築や記事ライティングにかかる費用(数十万円~)となるケースが多いですが、今後成長の見込みがあるサイトやSNSアカウントの場合は、さらに売買価格が上がる可能性(数十万円~数百万円)もあるでしょう。

■ 【事例紹介】相場価格より高く売却されるケース


サイト売買の取引価格では収益性のほかに、サイトのジャンル、検索エンジン順位、会員数、システム、コンテンツの質など、付加価値といわれる数字で見えない要素も考慮されます。これらの要素が高く評価される場合は、相場価格よりも高値で売却されるケースも数多くみられます。実際の事例を紹介しながら、詳しく解説していきます。

売上などの収益性以外の要素に付加価値があるサイト

効率よく収益を上げているサイトは、買い手にとって魅力的な案件です。しかし、サイト売買で高く評価されるのは収益性だけではありません。

たとえば、ECサイトの売却案件で、「在庫も含めて譲渡する」「ネットショップ運営のノウハウをマニュアル化している」「仕入れ先をそのまま買い手へ引き継ぐ」「SNSフォロワーが多いアカウントもセット」といった譲渡条件がついているサイトであれば、買い手がサイト購入後に安心して運営を継続できます。そのため、「相場価格より高値でも購入したい」という買い手がつく可能性があるでしょう。

実際に、サイトレードへご依頼頂いている事例では、「ECサイトの売上は少ないものの、YouTubeアカウントで収益が出ている」といったケースがあります。その他、ECサイト運営に必要な機材も譲渡対象に含めるなど、付加価値を高めて売却するといった例です。このように、収益性以外の付加価値がついているサイトでは、相場価格よりも高値で売却されることがあります。

今後、需要の増加が見込まれるジャンルのサイト

現在は収益性が低くPV数が多くないサイトであっても、ジャンルによっては相場価格よりも高値で売却される可能性があります。今後、需要の増加が見込まれるジャンルや、すでにPV数の増加がみられるサイトは、先行投資のような形で買い手がつく可能性があるためです。

たとえば、リモートワークやワーケーションなどコロナの影響で急に市場が生まれたジャンル、NFT(非代替性トークン)やメタバース(仮想空間)のような先端技術情報のジャンルなどが一例です。

「サイトを高値で売却したい」と考えるとき、すでに需要の高いジャンルへ参入することもひとつの手ですが、今後のトレンド変化を見越したサイト運営を行うのもよいでしょう。特にコンテンツの質が良好なサイトや、そのジャンルに精通しているサイトは、より高値で取引される傾向にあります。

サイトレードでは、サイト売買を成功させるコツについても紹介しています。サイトの売却を検討されている方はぜひご覧ください。

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■ 適正価格での取引は専門の仲介業者に依頼するのがおすすめ


本記事では、サイト売買の相場価格を紹介してきましたが、適正価格で取引を行うためにはサイト売買専門の仲介業者を利用するのがおすすめです。サイト売買では、プラットフォームを利用して個人間でも取引を行うことが可能ですが、相場価格からかけ離れた取引条件となってしまうことや、買い手との交渉がスムーズに進まないといった例がみられます。特に、サイト売買の経験が浅い方であれば、数字では見えない付加価値を含めた相場価格を読むことが難しいかもしれません。

その点、サイト売買の仲介業者に依頼した場合は、専門アドバイザーから適正価格を提示してもらえたり、買い手との条件交渉を仲介してくれたりと、サイト売買の取引がスムーズに進むメリットがあります。成約時に手数料はかかりますが、誤って安売りしてしまうことを考えれば、手数料以上の価値があるでしょう。

サイトレードは、2006年から事業を開始し、これまでに2,000件以上のご相談、数百件に及ぶ仲介成約実績があるサイト売買専門の仲介業者です。サイトの売却を検討されている方は、どうぞお気軽にサイトレードへご相談ください。

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また、サイトレードでは、無料でサイトの売却価格を査定するサービスも行っております。月間売上高や月間PV数を入力するだけで、すぐに結果がでる査定サービスです。サイトの売却を検討されている方は、どうぞお気軽にご利用ください。

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まとめ

サイト売買の相場価格は、「サイトの月間営業利益の1~3年分」といわれています。サイト売買を成功させるためには、取引価格の相場観を抑えておくことが大切です。適切な価格で売り出さなければ、相場価格よりも安値で売却してしまうことや、高値を付けすぎて売れ残ってしまう可能性があるでしょう。

ただし、サイト売買ではサイトの付加価値や買い手側の需要といった目に見えない要素も重視されるため、一概に「サイトの月間営業利益の1~3年分」だけで適正価格が判断できるとは限りません。取引が成立した事例の中には、「収益がそれほど上がっていなくても、コンテンツの質を評価されて高値で売却された」といったケースもあります。

それぞれのサイトに適した価格で売買取引を行うためには、サイト売買の仲介業者へ依頼することがおすすめです。サイトの売却を検討されている方は、どうぞお気軽にサイトレードへご相談ください。

サイトレードへのご相談はこちらから

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる

【売り手側】サイト売買でよくある失敗例10選!

【この記事のポイント】
安心して取引を行うためにM&Aアドバイザーが在籍している仲介業者の利用がおすすめ!
執筆者: 和家 智也

サイト売買は、売り手にとって「まとまった資金が手に入る」「本業にリソースを集中できる」といったメリットがある一方で、「相場よりも安価で売却してしまった」「引継ぎでトラブルになってしまった」という失敗例もみられます。これまで運営してきた大切なサイトを売却するのですから、後悔が残るような取引はしたくないものです。そこで本記事では、売り手側にみられるサイト売買の失敗例と、その対策について解説していきます。

■ サイト売却時によくある失敗例10選


自分のサイトを売却する際は、あらかじめリスクについて確認しておく必要があります。ここでは、よくある失敗例10選とその対策について考えていきましょう。

①サイト売却代金が振り込まれない

サイト売買は売買プラットフォームを利用して個人間でも取引できますが、その際にみられるのが「金銭面でのトラブル」です。中には、「サイトを譲渡したのに売却代金が振り込まれない」といったケースもあり、最悪の場合、そのまま買い手側が音信不通になってしまうこともあるかもしれません。

ビジネスとして高額取引にもなるサイト売買では、個人間での取引はリスクが高いといえます。売買代金のやり取りでもしっかりとサポートしてくれる仲介サイトや仲介業者を利用することがおすすめです。

②サイト譲渡後のサポートが大変

サイト売買の契約では、サイトを譲渡した後も一定期間のサポート期間を設けます。実際にサイトを運営しなければ分からないこともあるため、「〇ヶ月はサポートしてほしい」といった条件を買い手側から依頼されることもあるでしょう。

しかし、買い手によっては想定以上に連絡や質問が多く、譲渡後のサポートに手間がかかるケースもあります。買い手側の運営スキルが低ければ、「基本的なことから教えなければいけない」ということもあるかもしれません。サイト売買の際には、買い手側のこれまでのサイト運営経験や専門知識の有無、人柄までしっかりと確認しておくことが大切です。また、サポートする頻度や使用ツール、対象範囲を明確に定めておくのがポイントです。

③相場より安価で売却してしまった

サイト売買には明確な価格や基準はありませんが、およそ「サイトの月間営業利益の1~3年分」だといわれています。しかし、中には「早く売却したい」という気持ちから相場価格よりも安価で売却を決めてしまいがちです。サイト売買を初めて行う人であれば、「相場価格が分からなかったので、提示された価格で決めてしまった」というケースもあるかもしれません。

サイト売買では、過去の類似案件を調査して、概算金額・相場価格を把握しておく必要があります。「同ジャンルで同規模のサイトはどれくらいで売却されているか?」ということが分かれば、安価で売却を決めてしまうことも避けられるでしょう。

サイトレードでは、これまで豊富な仲介実績を持つM&Aアドバイザーが適正価格についてアドバイスを行っています。お客様の売却までの希望期間や売却価格について、しっかりとヒアリングを行いますので、どうぞ安心してご相談ください。

④クレーマーにあたってしまった

サイトの譲渡後に、買い手側からクレームの連絡が来ることがあります。もちろん売り手側に非がある場合は真摯に対応しなければいけませんが、中には契約時に説明したことに対して「こんなことは聞いていない」などと苦情が寄せられることがあるようです。

譲渡後のトラブルを防ぐためには、買い手側との面談時に「誠実に対応してくれる人か」といった人柄まで確認しておくことが大切です。数回の面談で人間性すべてを理解することはできませんが、「M&Aは結婚のようなもの」といわれるように、お互いの相性は重視すべきポイントといえます。

また、譲渡後のサポート範囲を明確に譲渡契約書の項目に盛り込んでおくことも有効です。

⑤サイト譲渡・移転に失敗した

サイト売買の契約成立後、実際の移転作業でうまくいかないこともみられます。アカウントの名義変更や第三者へ譲渡が規約で禁止されていると、価値がない新たなアカウントで運営を始める必要があるかもしれません。どうしても解決ができない理由であれば、契約不履行となり売買契約を白紙にされることもありえます。

サイト売買の仲介業者を利用した場合、サイトの移行が可能かどうかといった細かい点まで事前にチェックが入ります。「契約まで進んだのに結局水の泡になった」ということにならないよう、類似サイトの売買経験がある仲介業者を利用することがおすすめです。

⑥「競業避止義務違反」で訴えられた

サイト売買では、売り手側に「競業避止義務」が課せられることが一般的です。これは、「サイトを売却した後、一定期間は類似サイトや競合になるサイトを運営してはいけない」という制約で、売買契約の内容に明記されます。

サイト売却後に新たにサイトを立ち上げる場合は、買い手側から競業避止義務違反で訴えられるケースがあるため注意が必要です。自分では類似サイトだと思っていなくても、買い手側から「類似サイトである」と判断されることがあるかもしれません。

このようなトラブルを未然に防ぐため、あらかじめ契約内容に「類似サイト」の定義を記載しておくとよいでしょう。特に、新たにサイト運営を行う予定がある場合は、事前に買い手と話し合い必ずクリアにしておくべきポイントです。

⑦重要情報だけ聞き出された

サーバー・ドメインに関する情報や、ブログ・SNSアカウントのログイン情報など、サイトの譲渡に必要な情報だけを聞き出され、その後買い手側が音信不通になるケースです。個人取引では、サイト売買の正しいステップを踏んでいないことが多いため、サイトの売却代金を受け取る前に重要な情報を伝えてしまうケースがみられます。

サイトレードでは、しっかりと決められたステップに則って売買契約が進められます。サイトの移転手続きは譲渡契約書を締結し、売買代金が振り込まれた後に行われるため、「重要情報だけ持ち逃げされた」という心配はありません。

⑧買い戻し要求をされた

「サイト譲渡後に売上やアクセスが急減した」といった場合、買い手側からサイトの買い戻しを要求されるケースがあります。このケースで問題になるのが、「譲渡後の売り手の責任範囲はどこまでか」という点です。本来、売上やアクセスの減少の原因が売り手の故意による行為でなければ、売り手側に責任はありません。

こうした譲渡後のトラブルを防ぐため、契約書に責任範囲を明確に記載しておくことが大切です。責任の所在と範囲を明確にしておくことで、売り手・買い手どちらも安心して取引が行えるでしょう。

⑨サイトの売り時を逃した

「なるべく高値で売りたい」という気持ちが強いあまり、売り時を逃がしてしまうケースです。思い入れのあるサイトであれば安価で売却することは避けたい気持ちは理解できますが、「価格交渉には一切応じない」ということでは、買い手が欲しいタイミングやご縁を逃してしまいます。

「いつまでも買い手がつかない」「売れ残ってしまったサイト」ということを避けるため、価格交渉にはある程度柔軟に応じる姿勢を持ちましょう。

⑩認識の相違(言った・言わない)

サイト売買に限らず、あらゆる取引で気を付けたいのが「言った、言わない」の水掛け論になってしまうことです。特にサイト売買では、買い手側へ伝えるべき項目が多いにも関わらず、サイト運営情報から売却条件まですべてを伝えるのは難しいものです。買い手側との交渉は記録が残るツールを利用しましょう。

サイトレードでは買い手側との交渉を全てアドバイザーが仲介しているため、こうした認識の相違をなくし、両者が合意した契約書を締結できるようサポートしています。

■ サイトの売却は仲介業者を使うことが安全


サイト売買では数多くのメリットがある一方で、「売却代金が振り込まれない」「売却後のサポートが大変」といった失敗例もみられます。そのトラブルの多くは、個人間で取引したことに起因しています。仲介業者を通じて取引を行うことで、見えないトラブルを未然に防止し、円滑に契約を進めることができるのです。

サイトレードは、これまで2,000件以上のご相談、数百件に及ぶ仲介実績があります。実際にサイトレードをご利用いただいたお客様からは、「アドバイザーに安心感があり、一つ一つ丁寧に確認して進めてくれる」といった声が聞かれました。一方で、以前ご利用されたマッチングサイトについては、「基本的にほったらかしのため、自分で交渉を進める必要があった」「相手の顔が見えないので売買意欲がどのくらいか分からず、契約成立まで進まなかった」とのことです。

サイトの売却を検討している方は、ぜひお気軽にサイトレードへご相談ください。

サイトレードへのお問い合わせはこちらから

まとめ

サイト売買では多くのメリットがある一方で、「買い戻しを要求された」「サイトの移転に失敗した」「売却後のサポートが大変」といった失敗例もみられます。これまで運営してきた大切なサイトを売却する際は、安心して取引を行うためにM&Aアドバイザーが在籍している仲介業者を利用することがおすすめです。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる

【買い手側】サイト売買でよくある失敗例12選!サイト購入は仲介業者利用が吉

【この記事のポイント】
サイト売買の失敗例から事前に対策を!仲介業者なら的確な買収アドバイスが可能!
執筆者: 和家 智也

サイト売買は、買い手側にとって「すぐに利益を上げられる」「サイト立ち上げの手間がかからない」といったメリットが挙げられる一方で、「想定していたより売上が上がらなかった」「話していた譲渡物がきちんと引き継がれなかった」「サイト移転に手間がかかった」といった失敗も考えられます。

サイト売買を行うのであれば、こうした失敗は未然に防ぎたいものです。そこで本記事では、サイト売買でよくある失敗例を紹介するとともに、サイトレードで行っている対策を解説していきます。

■ サイト売買でよくある失敗例12選


サイト売買で大切なのは、あらかじめ失敗の原因と対策を理解しておくことです。ここからは、サイト売買の買い手側にみられる失敗例とその対策について解説していきます。

①運営コストが想定以上に掛かった

サイトの買収後、運営を引き継いだものの想定以上にコストがかさむ場合があります。この主な要因は、「どの工程まで運営コストに含めているか認識のずれがある」という点です。

たとえば、個人が運営しているブログサイトで売り手自身が執筆している場合、執筆にかかる工程をコストに含めていないかもしれません。このケースで、買い手が記事の執筆を外注するとなると、あらかじめ聞いていたコストに差異が生じてしまう原因となります。

サイトレードでは、サイト売買の契約にあたって「売り手側・買い手側・サイトレード」の3者面談を行います。その際に、サイトにかかる直接費用や間接費用を含め運営工程などをヒアリングするため、こうしたコストの認識のずれを是正することが可能です。

②売上やアクセス数が聞いていた話と違った

サイトを引き継いだあと、実際の売上やアクセス数が事前に聞いていたものと大きく乖離していたというケースです。これは、「最高値のアクセス数や売上だけを提示していた」「そもそも虚偽の数字を伝えていた」といった要因が考えられます。

サイトレードでは、月間売上・月間経費・月間利益について、「直近半年または1年間の概算平均値」でヒアリングを行っています。月間PVについても昨年対比の伸び率をヒアリングし、売り手側が「良い時だけの数字を提示する」といったことを防いでいます。

③順位下落によるアクセス数の減少

サイト引継ぎ後に、検索順位が下落してしまいアクセス数が減少したケースです。これは、「アルゴリズムにアップデートがあった」「そもそも上位維持が難しいジャンルだった」といった原因が考えられます。

金融や法律などの専門知識を要するジャンルのサイトは、ドメインパワーが強いサイトが上位表示される傾向にあり、高いクオリティを維持しなければ順位が下落していくといわれています。そのため、上位表示されている短期間で費用回収を行う必要があるのです。

サイトレードでは、売買するサイトのジャンルに応じたアドバイスを行っています。豊富な実績を持つ専門アドバイザーが、これまでの経験で得た知識をもとにアドバイスを行いますので、安心してご相談ください。

④そもそもサイトに問題があった

購入したサイトが著作権侵害をしているコピーコンテンツであったケースです。こうしたサイトではペナルティを受けて検索順位が下がるどころか、サイト運営そのものが難しくなることもみられます。

サイトレードでは、利用規約にて以下のサイトは取引ができない旨を明記しています。

売買取引ができないサイトおよび案件
~中略~
3. 第三者の著作権、商標権等の知的財産権を侵害する内容を含むサイトおよび案件(サイト売却・事業譲渡・株式譲渡)
4. 第三者の財産、プライバシー、肖像権等を侵害する内容を含むサイトおよび案件(サイト売却・事業譲渡・株式譲渡)
引用:サイトレード「ご利用規約」

コピーコンテンツのサイトは、そもそもサイトレードでは取引できない規定にしています。

⑤サイト購入後にアフィリエイト案件の終了・単価の下落

サイト購入後に、アフィリエイトサイト案件が突然終了してしまったり、単価が下がってしまったりすることもあります。原因は、広告主の都合による終了や条件の変更など様々です。中には、売り手側のこれまでの規約違反が原因といったことも考えられるため、サイトの運営状況はよくヒアリングしておく必要があるでしょう。

サイトレードでは、サイト売買にあたって売り手側と直接面談の場が設けられます。その際に、アフィリエイト広告の種類や単価の推移、アカウントの引継ぎについて、しっかりと確認することが可能です。

⑥アドセンスの審査が通らない状況が続く

サイト売買後に、アドセンスの審査が通らずに収益力が低下するケースです。記事数が増えてくると、その内のいずれかのコンテンツが原因でアドセンス審査に通らないことも考えられます。

アドセンスを主な収益源としているサイトであれば、審査が通らなければ大きく収益が減少するため、あらかじめアドセンス審査通過を契約条件に盛り込んでおく方法もあります。ただし、売り手側への負担が大きくなる条件であるため、慎重な交渉が必要となるでしょう。

サイトレードでは、売り手側との交渉の仲介を行っています。契約内容の細かい条件についてもサイトレード側が交渉を行いますので、買い手のお客様自身で売り手側と交渉する手間がかかりません。

⑦商品在庫の質が悪かった

ECサイトの売買では、抱えている在庫込で売買を行うことがあります。しかし、中には「売り物になるような在庫ではなかった」「商品が汚れている、もしくは破損している」といった失敗例もみられます。

在庫も一緒に買収する際は、直接商品を確認することがベストですが、先方への訪問が難しい場合は在庫の状態を写真や動画で確認するといったステップが必要です。

⑧サイト購入後に、売り主が類似サイトを運用していた

サイト売買で最も気を付けたい点が「競業避止義務」についてです。サイト売買の売り主は、一定期間類似サイトや競合になるサイトを運営できないという制限が設けられます。しかし、過去には売主が類似サイトを開設し、買い手とトラブルになったという例もみられました。(※サイトレードでの事例ではありません)

サイトレードでは、こうした競業避止義務が徹底されるよう売り手側にも確認を行っています。契約内容にも必ず記載する項目になりますので、売り手側との交渉の中で条件を決めていきましょう。

⑨代金を振り込んでから、連絡が取れなくなった

サイトの購入代金を振り込んだあとに、売り手側が音信不通になってしまったケースです。サイト売買はマッチングサイトを利用して個人間で直接取引することも可能ですが、代金に関してのトラブルが一番のリスクです。案件によっては高額の取引となることもあるため、仲介サイトや専門業者を通じてサポートを得ながら取引を行う方が安心でしょう。

⑩サイト購入後にサポートが一切受けられない

サイトの引継ぎ後、実際に運営を始めてみると色々と不明点が出てくることがあります。しかし、売り手によっては「引継ぎ後は一切サポートしません」「何度も頻繁に連絡されても困ります」といわれてしまうこともあります。

こうした場合に備えて、契約時にあらかじめ一定のサポート期間を取り決めておくことが大切です。サイトのジャンルに応じて、「購入後〇ヶ月は無償でサポートする」「連絡する内容と方法と頻度はこのくらい」といった条件を契約内容に取り入れましょう。

⑪サイト譲渡・移転に失敗した

サイト売買成立後は、サイトの移転手続きを行う必要があります。サイトによっては、移転手続きに膨大な手間がかかることもあるでしょう。また、「そもそも名義変更・移転できないサイトだった」ということもあり得るかもしれません。

こういったケースでは、最初から専門業者に移転手続きを任せてしまうこともおすすめです。別途費用は掛かりますが、サイトの所有権を自分に移して安心するため、煩雑な手続きをプロに任せるのもひとつの方法でしょう。

⑫アフィリエイトリンクの張替えに時間がかかる

アフィリエイトリンクの種類によっては、サイト引継ぎ時にすべて手作業でリンクを貼りかえる必要がある場合があります。ページ数が多いサイトであれば、張替え作業だけでも膨大な手間と時間がかかってしまうでしょう(最近では一括貼り替えできるツールもあるようです)。

サイト売買では、事前に引継ぎ時の作業量を把握しておくことが大切です。あらかじめ、手作業でリンクの張替えの必要性が判明していれば、その分売却価格を引き下げてもらうといった交渉が可能となります。

■ サイト売買で失敗しないコツは仲介業者を利用する


サイト売買では、上記で紹介したような失敗例が起こることも事実です。ただし、ここで紹介した失敗例のほとんどは、売り手側との意思疎通が図れていなかったことに起因しています。安心してサイト売買を行うためには、多少手数料がかかってでも、売り手側との交渉を仲介してくれるM&Aアドバイザーや仲介業者を利用することが大切です。

サイトレードでは、これまで2,000件以上のご相談、数百件に及ぶ仲介実績があります。実際にサイトレードをご利用いただいたお客様からは、「アドバイザーに安心感があり、一つ一つ丁寧に確認して進めてくれる」といった声が聞かれました。一方で、以前ご利用されたマッチングサイトについては、「基本的にほったらかしのため、自分で交渉を進める必要があった」「相手の顔が見えないので売買意欲がどのくらいか分からず、契約成立まで進まなかった」とのことです。

また、サイト売買を行う方の中には、「初めてサイトを運営する」という方もいるでしょう。運用経験がない方であれば、「運営に手間がかからないサイト」や「専門知識が必要ないサイト」を選定する必要があります。高い金額で買収したにもかかわらず、「自分では運営できなかった」ということでは、投資費用が回収できないことになりかねません。

サイトレードでは、専門アドバイザーがしっかりと買い手側のお客様の相談に乗りながら売買を進めていきます。「初めてサイト運営を行うので不安」といった方でも、お客様の気持ちに寄り添ったご対応をさせて頂きますので、どうぞ安心してご相談ください。

サイトの買収を検討している方は、ぜひお気軽にサイトレードへご相談ください。

サイトレードへのご相談はこちらから

まとめ


サイト売買では、多くのメリットが挙げられる一方で、「思ったよりも利益が上がらない」「話していた譲渡物がきちんと引き継がれなかった」「サイトの引継ぎに手間がかかる」といったリスクがあります。

安心してサイト売買を行うためには、しっかりと売り手側と仲介してくれるM&Aアドバイザーや仲介業者を利用するようにしましょう。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる

売買されやすいYouTubeアカウントの条件とは?人気ジャンル5選を解説

【この記事のポイント】
YouTubeアカウントも条件次第で売買可能。チャンネルコンセプトとジャンルがポイント!
執筆者: 和家 智也

今や小学生男子の「将来なりたい職業ランキング」で上位を獲得するほど広く認知されている「YouTuber」。多くの著名人もYouTubeでの動画配信を始めるなど、YouTubeは広く生活に浸透している動画共有サービスです。

そんなYouTubeのアカウントは、売買の対象としても取引されています。広告収入があるアカウントや再生回数の多いアカウントは高値で売却されることもあるようです。

そこで今回は、売買されやすいYouTubeのアカウントの特徴やジャンルについて解説していきます。

■ 売買されやすいYouTubeアカウントとは?


売買されやすいYouTubeアカウントには、いくつかの共通の特徴があります。以下で詳しく確認していきましょう。

①収益化済みアカウント

売買されやすいYouTubeアカウントの特徴として、収益化が済んでいることが挙げられます。YouTubeの広告収入は誰でも得られるわけではなく、一定の条件を満たしたアカウントでなければ広告収入が発生する「YouTubeパートナープログラム」に登録できません。

YouTubeパートナープログラムの利用資格には、主に以下のようなものが挙げられます。

・有効な公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上である。
・チャンネル登録者数が 1,000 人以上である。
引用:YouTube「YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格

ゼロからYouTubeアカウントを立ち上げて収益を得るためには、試行錯誤しながらチャンネル登録者数や再生回数を伸ばす努力をしなければいけません。その点、収益化ができているYouTubeアカウントを購入すれば、動画アップとともにすぐに収益が上げられるメリットがあります。

②固定ファンがついている

売買されやすいYouTubeアカウントとして、固定ファンがついていることが挙げられます。チャンネル登録者数が多く、固定ファンのいるアカウントは平均再生回数が安定していることから、一定の広告収入が見込めるメリットがあります。

中には、1つの動画がバズることで広告収入を得ているアカウントもありますが、動画コンセプトが飽きられたり、トレンドが去ってしまったりして、広告収入がピークアウトしてしまう可能性もあるでしょう。そのため、買い手にとっては平均的に再生回数が取れているアカウントの方が魅力的といえます。

③顔出ししていない

顔出しアカウントではないことも、売買されやすいYouTubeアカウントの特徴のひとつです。サイト売買を含め、YouTubeアカウントの売買では、「運用の引き継ぎやすさ」が重視されます。どれだけ収益を上げているアカウントであっても、運営者や方向性が変わればチャンネル登録者は気付きます。動画の再現性が低いアカウントであれば引き継いだ後継者が同じように収益を上げられません。

顔出しアカウントでは、配信者個人にファンがついている可能性も高いことから、第三者に運用を引き継ぐことは難しいでしょう。また、動画編集が凝っていたりデザイン力が高すぎたりするアカウントも再現性が低くなるため、買い手から敬遠される要因となります。

■ 買い手がつきやすいYouTubeジャンル5選


YouTubeアカウントには、エンタメ系からスポーツ、料理、ペットなどさまざまなジャンルが存在しています。その中でも買い手がつきやすいYouTubeアカウントのジャンルはどのようなものでしょうか。以下で詳しく紹介していきます。

①ゲーム実況チャンネル


ゲーム実況チャンネルは、YouTube初期から安定して人気があるジャンルです。有名YouTuberや芸能人も多くゲーム実況動画を配信していることから、注目を集めやすいジャンルであることが分かります。

ゲーム実況は動画ネタが豊富にあることや、配信者の顔出しの必要がないことからも売買されやすいジャンルといえるでしょう。

②アニメ・漫画紹介&解説チャンネル


アニメや漫画の紹介・解説チャンネルも、売買されやすいジャンルのひとつです。その時に話題になっているアニメや漫画を取り上げることで一定の再生回数が見込めることから、チャンネルを引き継いだ後も運用が難しいということはないでしょう。

ただし、最近ではアニメ・漫画の考察動画に対する著作権の取り締まりが厳しくなっているため、動画内での取り扱い方には気を付ける必要があります。

③都市伝説・ホラー系チャンネル


都市伝説・ホラー系チャンネルは、熱狂的なファンがつきやすいことから売買されやすいジャンルです。都市伝説・ホラー系チャンネルは、見た人の好奇心が刺激されることや、視聴した後に友人との話題のネタになるといった理由で長く人気があるジャンルです。

特にホラー系については、近年テレビ番組での取り扱いが減少しているため、「YouTubeでなければ見られない」ということも人気の要因かもしれません。

④歴史解説チャンネル


売買されやすいYouTubeアカウントのジャンルとして、歴史解説チャンネルが挙げられます。歴史解説は知的好奇心が満たされることや、学生の試験対策としても活用されやすいことから、幅広い世代に人気のあるジャンルです。

また、歴史解説チャンネルは取り扱う題材が豊富にあるため、「戦国時代に特化したチャンネル」「西洋史に特化したチャンネル」など、さらにジャンルを絞ることで他のアカウントとの差別化を図りやすいことも魅力のひとつです。

⑤生活小ネタ系チャンネル


日常生活の中のさまざまな小ネタを紹介するチャンネルも、売買されやすいジャンルのひとつです。視聴者も空いた時間に気軽な気持ちで見やすいことから、安定して再生回数を稼げる魅力があります。

たとえば科学系の小ネタなど、視覚的に分かりやすいものであれば、日本国内の視聴者に限らず世界中のユーザーが動画を再生してくれる期待もあるでしょう。

ここで紹介した複数のジャンルは、どのチャンネルも顔出しの必要がなく、編集も再現性が高いため、運用の引継ぎがしやすいことが共通しています。つまり、YouTubeアカウントの売買では、登録者数や再生回数と同じくらい「チャンネル運用のしやすさ」が重視されているということです。

■ YouTubeアカウントの売却方法

YouTubeアカウントの売却を検討する際に気になるのが、アカウントの売却方法についてです。YouTubeアカウントの売買は、主に3つの方法で売買取引が行われています。それぞれ詳しく確認していきましょう。

①個人間で取引する

YouTubeアカウントの売買は、個人間で取引を行うことが可能です。自ら買い手を見つけて、売買価格や引き渡し方法を交渉する流れとなります。

ただし、「途中で連絡が取れなくなる」「チャンネル引継ぎの条件に相違がある」などトラブルに発展してしまう可能性もあるため、一定のリスクがあることを理解しておかなければいけません。

②取引プラットフォームを利用する

YouTubeアカウントの売買には、取引プラットフォームを利用する方法もあります。プラットフォームを通じて買い手を見つけられるメリットがありますが、プラットフォームでは基本的にはマッチングのみのサービスとなります。その後の売買取引の条件のすり合わせや契約のサポートなどはないことが多いため、個人取引と同様にトラブルに発展する可能性が拭えません。

③アカウント売買の仲介業者を利用する

仲介業者を利用することも、YouTubeアカウントの売買の方法のひとつです。仲介業者はSNSアカウント売買以外にもサイト売買などを扱った多くの実績があるため、売買の相場価格や取引のポイントなど豊富な知見を備えています。

また、売買取引も仲介業者を介して行うため、後々トラブルに発展するリスクも低いでしょう。取引で不安な点や分からないことはM&A専門アドバイザーに直接相談できることから、精神的なサポートを受けられるメリットもあります。

サイトレードでは、YouTubeアカウントの売買の相談も受け付けています。YouTubeアカウントの売買を検討されている方は、どうぞお気軽にサイトレードへご相談ください。

サイトレードへのお問い合わせはこちらから

まとめ

YouTubeアカウントの売買では、再生回数やチャンネル登録者数、運用の引継ぎやすさなどが重視されています。中でも、一つのジャンルに特化したチャンネルは、固定のファンも多く買い手にとっては魅力的なチャンネルです。
YouTubeアカウントをいずれは売却しようと考えている方は、記事内で紹介したジャンルやポイントをぜひ参考にしてください。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる

Twitterアカウントが売買される理由とは?売買されるアカウントの特徴を紹介

【この記事のポイント】
Twitterアカウントの価値はフォロワー数とエンゲージメント率で大きく変わる!
執筆者: 和家 智也

Twitter(ツイッター)は幅広い情報を得られ、世界中の人々と交流ができることから根強い人気があるSNS。情報の拡散力にも優れていることから、企業のマーケティングツールとしても活用されています。

最近では、Twitterアカウントの売買も活発に行われるようになりました。すでに多くのフォロワーを獲得していて、1つのジャンルに特化して情報発信を行っているTwitterアカウントは、高値で売買されることもあるようです。

そこで今回は、Twitterアカウントが売買される理由や、売買されやすいジャンルについて解説していきます。

■ Twitterアカウントが売買される理由

Twitterアカウント売買
Twitter(ツイッター)アカウントの売買が活発に行われている理由として、Twitterには他のSNSにはない特徴があることが挙げられます。Twitterのどのような特徴が高く評価されているのか、以下で詳しく確認していきましょう。

①情報を簡潔に伝えられる

Twitterは1ツイートの上限が「全角140字」となっていることから、簡潔かつ手軽に情報発信が行えます。短い文章の中で商品の特性やお得な情報を伝えるため、ユーザー側も端的に必要な情報を得られる利便性があるのです。

他のSNSのように、長文でのアピール文章を考えたり、目を引くような写真を毎回載せたりする必要がないため、適時必要な情報を簡潔に発信できるメリットがあります。

②リツイート機能で拡散されやすい

Twitter特有の機能に「リツイート機能」があります。リツイートとは、ツイートした内容に賛同した人が再び投稿をツイートしてくれる機能です。

多くのユーザーにリツイートされるほど情報が拡散していき、ユーザーからの認知度が高まったり、フォロワーが増えたりするきっかけとなります。リツイートの数が増えれば、フォロワーのフォロワー、その他のユーザーまで広く情報が拡散されるため、投稿者は手間をかけずに多くのユーザーへ情報を届けられます。

③投稿にURLが貼れる

Twitterでは、URLを張り付けてツイートすることも可能です。そのため、140字で全ての情報を伝えられなくても、自社サービスのリンクやアフィリエイトサイトへの誘導につなげられます。

Instagramでは、プロフィールやストーリーズにURLを貼れるものの、投稿にリンクを貼ることができません。正確に言うと、URLの記載はできますがワンタップでページに移動できないため、ユーザーはURLをコピーしてリンクへ飛ぶ必要があるのです。

その点、Twitterでは手軽にリンク先へ飛べるため、ユーザーの動線を確保しやすいメリットがあります。

④ユーザーとコミュニケーションが取りやすい

Twitterは、ユーザーとの距離の近さも特徴のひとつです。従来の紙媒体での広告やメルマガ配信などの広報活動では、情報発信が一方的であることがデメリットでした。

しかし、Twitterでは「リプライ」と呼ばれる返信機能が搭載されているため、ユーザーが気軽に情報へコメントできるメリットがあります。リプライ機能を使って上手にユーザーとコミュニケーションを行えば、アカウントのファンが増えるきっかけになるでしょう。

⑤スペース機能がある

Twitterでは、「スペース機能」を使ってリアルタイムで情報発信が行えます。スペース機能とは、Twitter上で行う音声のみのライブ配信です。スペース機能はテキストによる情報発信とは違って、運営者の声によって直接PR活動を行います。中には、著名人を招いてスペースを開催するなど、活用方法は様々です。

スペースは一定の条件を満たせば「チケット制」にて開催することも可能であり、開催者にはチケットの売上が収益として還元されるメリットもあります。

■ 売買されやすいTwitterアカウントの特徴

売買されやすいTwitterアカウント

売買されやすいTwitterアカウントには、いくつかの共通の特徴があります。以下で詳しく確認していきましょう。

①フォロワーを購入していない

売買されやすいTwitterアカウントの特徴として、フォロワーを購入していないアカウントであることです。SNSのアカウント売買ではフォロワーの多さが重視されますが、買い手側は「フォロワーのアカウントはアクティブか」という点も同時にチェックをします。いくらフォロワーが多くても、非アクティブでファンでもないフォロワーばかりであれば価値はないも同然になります。

購入フォロワーや偽フォロワーかどうかはアカウントを見ればすぐに分かってしまうため、アカウントを売却したいからといって、フォロワーを購入することはおすすめできません。

②一定数以上のフォロワー数

一定数以上のフォロワー数がいることも、売買されやすいTwitterアカウントの特徴のひとつです。Twitterアカウントの運営で苦労するのがフォロワーの獲得。1からアカウントを立ち上げてアカウントを運営していく場合、試行錯誤しながらフォロワーを獲得していかなければなりません。

しかし、すでに多くのフォロワーを抱えているアカウントを購入すれば、一定の発信力がある状態でTwitterアカウントの運営をスタートできるメリットがあります。アカウント売買を行うにあたって、フォロワー数の明確な基準はありませんが、買い手にとってフォロワー数が多い方が魅力的であることは間違いないでしょう。

③ファンが付いているアカウント

売買されやすいTwitterアカウントには、ファンが多くついていることも特徴です。ファンが多いアカウントは、「リツイート」や「いいね」の数がつきやすく、自然と情報拡散の効果も高まります。

こうしたツイートに対する反応の多さは「エンゲージメント率」と呼ばれ、アカウント売買の際に重視される指標のひとつです。フォロワーが少ないアカウントでも、ツイートに対するエンゲージメント率が高ければ、買い手にとっては魅力的なアカウントといえるでしょう。

④運用しやすいアカウント

Twitterアカウントの売買では、「運用しやすいアカウントか」といった点も考慮されます。ツイートしている内容が専門的すぎたり、個人的すぎたりする場合は、アカウント運用の引継ぎが難しいため、買い手側から敬遠されます。

たとえば、金融・投資分野は近年人気があるジャンルのひとつですが、アカウント運営者自身の投資成果をツイートして評価を得ているアカウントは引継ぎが難しいでしょう。一方、一般的な運用手法や初心者向けの用語解説などをツイートしているアカウントは、他の人でも運用しやすく、売買されやすいでしょう。

このように、属人性が低く、運営者が変わってもフォロワーが違和感を抱かないようなアカウントは売買されやすい傾向にあります。

⑤マネタイズができている

Twitter上でマネタイズができているアカウントも売買されやすい特徴のひとつです。特に、自社サービスがない場合はアフィリエイトや企業のPR案件などがメインになることが多いため、すでにマネタイズの流れができていると多くの買い手がつきやすいといえます。

Twitterだけでマネタイズするのは難しいと思います。多くの方は自社サイトやブログなどを別途運営していて、それらのサイトもまとめて売却するというケースが多いです。

■ Twitterアカウント売買で人気なジャンル3選

Twitterアカウント売買ジャンル

Twitter(ツイッター)アカウントの売買の対象となるのは、1つのジャンルに特化して運営しているアカウントです。フォロワーが多いアカウントでも、ツイート内容が個人的なものであったり、ジャンルが定まっていなかったりするアカウントは売買の対象となりません。

では、Twitterではどのようなジャンルのアカウントが売買されているのでしょうか。

①投資・金融系アカウント

投資・金融系アカウント
コロナショック以降の個人投資家の増加をうけて、Twitterでも投資・金融系アカウントが注目されています。投資・金融系アカウントには、初心者向けから上級者向けまでさまざまなアカウントが存在していますが、アカウント売買で人気があるのは初心者向けに口座開設へと誘導するアフィリエイトで稼いでいるアカウントです。

難しいテクニカル分析手法やトレード手法を紹介するアカウントではないため、専門的な分野でありながら属人性が低いのも魅力といえます。

②美容系アカウント

美容系アカウント
美容系アカウントは、企業のPR案件が多いことからマネタイズしやすいジャンルといわれています。

美容系アカウントには、顔出しをして人気を得るインフルエンサー系のアカウントもありますが、メイクの小技や美容アイテムの紹介を行うなど、属人性が低い情報発信も可能です。
投稿ネタを工夫すれば、多くのフォロワーにリツイートしてもらうのも難しいことではありません。

③副業系アカウント

副業系アカウント
Twitterアカウントの売買で人気のジャンルとして、副業系アカウントがあります。コロナ禍でのリモートワークや働き方改革の推進によって、近頃では副業を始める人が増加しています。そのため、副業に役立つ情報発信をしているTwitterアカウントの需要も増加しているのです。

副業系アカウントではアフィリエイト案件も多くあり、属人性も高くないことから、アカウント売買の対象として注目されています。また、Twitterアカウントの売買では、ここで紹介したジャンル以外にも、属人性が高すぎず一定のフォロワー数がついているアカウントであれば、売買の対象となる可能性が高いでしょう。

まとめ

情報の即時性や拡散力が高いTwitterは、企業のビジネスツールとしても多く活用されており、近年ではアカウントの売買も活発に行われています。売買されやすいアカウントには、フォロワー数が多いことや、エンゲージメント率が高いといった共通の特徴が挙げられます。

Twitterアカウントの売却を検討されている方は、ぜひお気軽にサイトレードへお問い合わせください。
サイトレードへのお問い合わせはこちらから

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる

Amazonアカウントは売買(譲渡)可能なの?買い手と売り手のメリットと手順

【この記事のポイント】
Amazonアカウントを閉じるのはもったいない!売却できるか挑戦してみる!
執筆者: 和家 智也

ネットショッピングに便利なAmazon(アマゾン)は、コロナ禍以降巣ごもり消費の需要増加で大きな注目を集めました。それに加えて最近では、Amazonアカウントの売買について多くの事業者からの関心が高まっています。そこで今回は、Amazonアカウントの売買のメリットや注意点について解説していきます。

■ Amazonアカウントの種類とは?

Amazonアカウントの種類
Amazonアカウントには、「購入者用アカウント」と「出品者用アカウント」の2つの種類があります。以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

①購入者用アカウント

購入者用アカウントは、Amazonでショッピングをしたり、関連サービスを利用したりするときに使われるアカウントです。

購入者用アカウントには、無料で登録できる「通常会員」と、会費が発生する「プライム会員」の2種類があります。プライム会員は月500円もしくは年4,900円の会費がかかりますが、ショッピングの際にお急ぎ便や日時指定便が利用できるサービスや、映画・音楽などのサブスクサービスが利用できる特典が付帯されています。

②出品者用アカウント

出品者用アカウントは、Amazonに商品を出品する際に使われるアカウントです。利用者は出品プランを選択のうえ、アカウントを作成します。Amazonの出品プランには、「小口出品」と「大口出品」の2種類があり、出品する商品数などの事業規模に合わせてプランを選択できます。

また、商品の販売にはそれぞれ販売手数料が発生しますが、Amazonでは商品カテゴリーによって販売手数料が異なることが特徴です。

Amazonは圧倒的な集客力があることや低コストで販売できること、出品までの流れが簡潔であることなど、出品者側にも多くのメリットがあります。

■ Amazonアカウントは売買(譲渡)できるの?

Amazonアカウントは売買

Amazonアカウントの譲渡については、さまざまな解釈がありますが、Amazonの「出品者利用規約および出品者行動規範」ではアカウント譲渡に関する制限事項は記載されていません。

出品者用アカウントの管理者を変更する場合は、Amazonの運営側へ連絡をして許諾をもらったのちにアカウント情報を書き換えるだけで譲渡が完了します。

■ 【買い手側】Amazonアカウント購入のメリット

Amazonアカウント購入
Amazonアカウントを購入する買い手側には、大きく分けて4つのメリットが挙げられます。以下でそれぞれ詳しく確認していきましょう。

①ユーザーからの評価が既に付いている

すでに運営されている出品者用アカウントを購入することで、買い手側はユーザーからの評価を引き継げるメリットがあります。

商品の現物を手に取って確認ができないECサイトでは、他のユーザーからの評価が大きな指標になります。商品の評価以外にも発送までのスムーズさやトラブル時の対応など、ユーザー評価を参考にしている人は多いでしょう。

Amazonアカウントの売買では、高評価を得ている出品者用アカウントを購入することで、ユーザーからの信頼度が高い状態で事業をスタートできるのです。Amazonでは、高評価を得ているアカウントほど上位に表示される傾向にあるため、より消費者の目につきやすいメリットもあります。

②引当金を取られない

Amazonアカウントを購入するメリットとして、引当金を取られないことが挙げられます。引当金とは、アカウントのレベルに応じて売上金が一時的にAmazon側へ留保される仕組みです。アカウントのレベルには、「返品される割合が多い」「保証申請が行われている」など多くの基準がありますが、「新規作成されたばかりの新しいアカウントである」という点も引当金の対象となります。

一方、引当金がない既存のアカウントでは売上から入金までのサイクルが短いため、キャッシュフローに優れているのです。したがって、一定のアカウントレベルに達しているAmazonアカウントを購入することで、事業者は売上をすぐに現金化できるメリットがあります。

③在庫や仕入れ先を引き継げる

Amazonアカウントを購入するメリットとして、在庫や仕入れ先を引き継げることが挙げられます。イチからEC事業を立ち上げる場合、まずは仕入れ先の開拓や在庫の確保に一定の時間を割かなければいけません。取り扱う商品によっては、まとまったロットでの仕入れが必要になり多額の初期費用が必要となることもあるでしょう。さらに、信用がないので掛け売り取引ができず、仕入れ代金を先払いする必要が出てくるでしょう。

しかし、既に運営されているAmazonアカウントを購入すれば、優良な仕入先や在庫も引き継げるため、効率よくEC事業をスタートできます。

④ショッピングカートが表示される

Amazonアカウントの売買では、最初からショッピングカートが表示される点も大きなメリットです。開設から間もない出品者用アカウントの場合、Amazon側が規定する一定の条件を満たすまでショッピングカートが表示されません。そのため、ユーザーが商品を購入する場合、商品一覧のページに飛んで購入画面へ移行するというステップを踏む必要があります。

画面遷移の間にユーザーが離脱してしまうことも考えられるため、ショッピングカートが表示されるまでの間は売上が伸びにくいのが一般的です。したがって、Amazonで新規にEC事業を始められれば、すでにショッピングカートが表示されているアカウントを購入した方がユーザー離脱のリスクが抑えられるでしょう。

■ 【売り手側】Amazonアカウント売却のメリット

Amazonアカウントの売買は、売り手側にも多くのメリットがあります。以下でそれぞれ詳しく確認していきましょう。

①売却益を手にできる

これまで手掛けていたEC事業を廃業する場合、通常であればAmazonアカウントを閉鎖することが考えられます。しかし、既に運営されている出品者用アカウントを欲しいと思っている買い手は多く存在しています。

そこで、アカウントを閉鎖するのではなく、売りに出すことで売却益を得られる可能性があるのです。本来であれば「アカウントを閉鎖して終わり」であったところ、まとまったキャッシュを得られるのは売り手にとって大きなメリットといえるでしょう。

②在庫を引き渡せる

Amazonアカウントの買い手に在庫を引き継げるのも、売り手側のメリットのひとつです。EC事業で苦労するのが在庫の管理。多くの事業者が、在庫に過不足がないよう細心の注意を払いながら管理を行っています。

しかし、Amazonアカウントを売却すれば、買い手側に在庫をそのまま引き継げるため、そうした在庫の管理から解放されるメリットがあります。また、在庫のほかにも仕入れ先や顧客リストなどを引き継ぐことも可能です。

③他のビジネスに集中できる

複数の事業を手掛けている場合、Amazonアカウントを売却することによってメインの事業に集中できるようになるメリットもあります。EC事業を手掛けていると、発注確認や発送作業、在庫管理、代金回収、顧客対応など多くの時間・コストがかかります。

その他にも流行に合わせたマーケティングや新商品開発など、とても片手間ではこなせないような仕事ばかりです。必要に応じてAmazonアカウントを売却することによって、本業や新規ビジネスに集中できるようになるでしょう。

■ Amazonアカウントの売買相場

Amazonアカウントの売買相場
Amazonアカウントはおよそどれくらいの価格で売買されているのでしょうか。

Amazonアカウントの売買金額は、「月額利益×1~2年」が相場といわれています。たとえば毎月の平均利益が50万円のアカウントは、およそ600万円~1,200万円が相場価格になります。ただし、取り扱う商品のジャンルや安定性、流行の有無によって価格が変動する可能性もあります。

■ Amazonアカウントの売却額を上げるポイント

Amazonアカウントの売却額

Amazonアカウントの売り手の多くは、「なるべく高値で売却したい」と考えるものでしょう。より高値でアカウントを売却するためには、以下の3つのポイントを抑えることが大切です。

①独自商品の取り扱い

オリジナル商品を開発、または仕入れて取り扱っている出品者用アカウントは高値がつきます。また、独自商品の商標を持っていてオリジナルブランド登録をしているとさらに価値が高まります。中には、ただ商品を転売して利益を上げているようなアカウントもありますが、そのようなアカウントは価値があまりでません。

②仕入れ先の紹介

一般に知られていない仕入れ先を紹介できるアカウントも高値がつきやすいでしょう。新たにEC事業を始める買い手にとって、品質の良い商品を共有してくれて、信頼できる仕入れ先の紹介は非常に有益なもの。アカウントの引継ぎと同時に仕入れ先も引き継げるのであれば、譲渡価格が上乗せされる可能性があるといえます。

③運用マニュアルの提供

運用マニュアルが完備されているAmazonアカウントも高値がつきやすい傾向にあります。アカウントの売買で多くの買い手が気にする点は、「アカウントを引き継いだあとに同じように運用できるか」という事業の再現性です。そこで、誰でも事業を運用しやすいようにマニュアルを作成していれば、買い手からの高い評価につながるでしょう。

■ Amazonアカウントの売買にあたっての注意点

Amazonアカウントの売買注意点

ここまで、Amazonアカウント売買のメリットについて解説してきました。しかし、Amazonアカウントを売買するにあたって、気を付けておきたい注意点があります。規約違反とみなされると、アカウント停止やアカウント閉鎖となることもあるため、必ず注意点を確認しておきましょう。

複数アカウントの保有禁止

Amazonでは、個人でも法人でも出品者用アカウントを複数保有することが禁止されています。そのため、売り手側はアカウントの売却が完了するまで新たにアカウントを作成することはできません。同じく買い手側も既に出品者用アカウントを保有している場合は、第三者に売却するか閉鎖するなどの手続きを行いましょう。

在庫商品の扱いを検討

Amazonアカウントの売り手側は、在庫商品の取り扱いを検討しておく必要があります。在庫を含めてアカウントを売却するのか、在庫は譲渡せず処分してアカウントのみを譲り渡すのかを考えておきましょう。在庫を含めて譲渡する場合、過剰在庫や不良在庫は引き継ぎできない可能性が高いため、その点も十分留意しておくことが大切です。

■ Amazonアカウント売買の流れを解説

Amazonアカウント売買の流れ
次に、Amazonアカウントを売買する際の流れについて確認していきましょう。ここでは、サイトレードで売買を行う場合の流れを紹介していきます。

Amazonアカウント売却までの流れ

①サイトレードへご依頼・ご相談

まずは、サイトレードへAmazonアカウント売却の旨をご相談ください。

②ご要望ヒアリング
サイトレードのM&A専門アドバイザーがAmazonアカウントの情報をもとに、売却金額や売却理由などをヒアリングさせて頂きます。

③簡易価格査定
ご提供いただいたAmazonアカウントの詳細情報や過去の実績に基づいて、簡易価格を査定いたします。その後、相場金額でアカウント売却を開始して買い手を募集します。

④買い手との面談
買い手の候補が見つかると、売り手・買い手・サイトレードの3者で面談を行います。これまでのアカウントの運営体制や、アカウントの引継ぎ後の流れなど、アカウント売買に必要な手続きを3者でできるようご面談を支援させていただきます。

⑤売買成約と引継ぎ
売買条件に合意後、契約書を締結します。その後売買代金の受け取りが済んだら手続き完了です。成約後はあらかじめ取り決めたスケジュールに従って、Amazonアカウントの引継ぎが行われます。

Amazonアカウント売却のお問い合わせ

Amazonアカウント購入希望の方

Amazonアカウントを購入希望の方に向けて、サイトレードでは売却案件の情報を提供しております。
取り扱い中のサイト売却案件のうち、ご希望の売却案件をお探しください。

また、サイトレードにお問い合わせ頂ければ、ご予算や購入希望アカウントなど詳細をヒアリングさせて頂きます。

Amazonアカウント購入のお問い合わせ

まとめ

Amazonアカウントの売買は、売り手・買い手それぞれに多くのメリットがあります。コロナ禍以降需要が増加しているEC分野では、価値があるAmazonアカウントは高値で売却することも可能です。EC事業をやめるからといって、そのままアカウントを閉じてしまうのはもったいないといえます。

Amazonアカウントの売却を検討している方は、簡易見積もりも行っておりますのでどうぞお気軽にご相談ください。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる

売買されやすいInstagramアカウントの特徴とは?人気ジャンルを紹介!

【この記事のポイント】
人気のあるジャンルでフォロワー数とエンゲージメント率に価値がある!
執筆者: 和家 智也

ここ数年で、Instagram(インスタグラム)はビジネスツールのひとつとして利用されるようになりました。企業の広告・PR案件やタイアップ企画などマネタイズに成功しているアカウントも多く見られます。
そこで、現在注目を集めているのがInstagramアカウントの売買についてまとめてみました。すでにフォロワー数を獲得しており、一定のジャンルに特化しているアカウントは、高値で売買されています。
Instagramでアカウント運用をしている人の中には、いずれ売却することを目的としている人がいるかもしれません。そこで今回は、売買されやすいInstagramアカウントの特徴やジャンルについて解説していきます。ぜひInstagramアカウントを運用するうえでの参考にしてください。

■ 売買されやすいInstagramアカウントの特徴とは?

Instagramアカウントの特徴
売買されやすいInstagramアカウントには、いくつかの共通の特徴があります。以下で詳しく確認していきましょう。

①一定数以上のフォロワーがいる

売買されやすいInstagram(インスタグラム)アカウントの特徴として、一定数以上のフォロワーがいることが挙げられます。SNS運用が軌道に乗るまでに苦労するのが、フォロワーの獲得です。アカウントを開設してイチから成長させていくためには、継続的に投稿・発信をしながらフォロワーを獲得していく必要があります。

しかし、すでに一定数以上のフォロワーがついているアカウントを引き継げば、そのようなフォロワー集めの手間はかかりません。発信力があらかじめ担保された状態で、Instagramの運用をスタートできるというわけです。アカウント売買を行うにあたって、数千人~数万人のフォロワー数がいれば、買い手にとって魅力的であることは間違いないでしょう。

②投稿へのエンゲージメント率が高い

売買されやすいInstagramアカウントの特徴として、投稿へのエンゲージメント率が高いことが挙げられます。エンゲージメント率とは、Instagramの投稿に対して「いいね!」やコメントなどの反応をしてくれるフォロワーの割合です。

Instagramを活用してプロモーションをかける場合、このエンゲージメント率の高さは重要なポイントになります。いくらフォロワー数が多いアカウントでも、投稿に対しての反応が弱ければプロモーションの効果は得られないでしょう。これは裏を返せば、フォロワー数が少なくてもエンゲージメント率が高いInstagramアカウントは売買される可能性があるということになります。

③運用しやすいアカウント

Instagramアカウントは運用のしやすさも、売買されるうえで重要なポイントになります。フォロワー数が多く、エンゲージメント率が高いアカウントでも、投稿内容が専門的すぎたり、属人生が強すぎたりすると、アカウント運用を引き継ぐことが難しいためです。たとえば、アカウントの運用者が被写体となってファッションやライフスタイルを発信しているアカウントは、その人以外がアカウント運用者となることは難しいでしょう。このように属人性が高いアカウントは売買の対象から外れてしまいます。

一方、アカウント運用を引き継ぎやすく、同程度のクオリティの投稿ができるアカウントは売買されやすいといえます。途中でアカウントの運用者が変わってもフォロワーが違和感を抱かない属人性の低いアカウントは買い手がつきやすいでしょう。

④フォロワーを購入していない

Instagramアカウントの売買ではフォロワー数の多さが重要視されますが、買い手は「フォロワーのアカウントは、アクティブなアカウントであるか」という点も同時に注視しています。購入したアカウントが影響力の大きいアカウントの場合、偽フォロワー騒動に発展することもあるため、フォロワーの買い増しには非常にシビアな目が向けられているのです。

したがって、アカウントを売買したいからといってフォロワー数を購入することはやめてください。万が一フォロワー数を購入した場合でも、買い手は偽フォロワーであることをすぐに見抜けるため、アカウント売買の価値が上がるということはないでしょう。

■ 売買されやすいInstagramアカウントの5つのジャンル

売買されやすいInstagramアカウント
Instagram(インスタグラム)アカウントの売買の対象となるのは、特定のジャンルに特化しているアカウントです。フォロワー数が多い人気のアカウントでも、個人的な投稿やジャンルが定まらない投稿をしているアカウントは売買の対象とはなりません。

では、どのようなジャンルのInstagramアカウントが売買されやすいのでしょうか。ここでは、5つのジャンルを紹介していきましょう。

①美容系アカウント

美容系アカウント
売買されやすいInstagramアカウントのジャンルとして、美容系アカウントが挙げられます。美容系アカウントは、運用者が被写体となるような属人性の高いものもありますが、美容アイテムの紹介や、メイクの小技紹介など、運用を引き継ぎやすいものも多くあります。

また、美容系アカウントは企業からのPR案件も多いため、投稿ネタを上手く工夫することでフォロワー獲得につながりやすい特徴があります。したがって、マネタイズしやすいジャンルであることから、多くの買い手需要が期待できるでしょう。

②ファッション系アカウント

ファッション系アカウント
ファッション系アカウントも、売買されやすいInstagramアカウントのジャンルのひとつです。ファッション系アカウントは美容系アカウントと同様に、企業がタイアップ企画に力を入れているジャンルでもあります。そのため、既に軌道に乗っているアカウントを引き継げば効率的にマネタイズが行えることから、アカウントに買い手がつきやすい要因となっているのです。

③フィットネスアカウント

フィットネスアカウント
コロナ禍以後の健康志向の高まりを受けて、フィットネスアカウントにも注目が集まっています。ただし、ダイエットの経過報告といった属人性の高いものではなく、一般的なトレーニング方法や食事方法の投稿など、アカウント運用を引き継ぎやすいものが売買されやすい傾向にあります。

④金融・投資系アカウント

金融・投資系アカウント
金融・投資系アカウントも売買されやすいInstagramアカウントのジャンルのひとつです。コロナショック以降、個人投資家が増加したことからも、投資分野への意識が高まっていることが分かります。最近では、投資初心者向けに投資のイロハを解説したり、NISA制度の概要・開設方法を発信したりするアカウントも増えているようです。

⑤小ネタ紹介アカウント

小ネタ紹介アカウント
上記で紹介したジャンル以外にも、フォロワーの生活に役立つような情報を発信している小ネタ系アカウントは売買されやすい傾向にあります。たとえば、お得に旅行をする裏ワザを紹介するアカウントや、仕事の効率化に役立つPCスキルを発信するアカウント、恋愛テクニックを発信するアカウント、料理レシピを紹介するアカウントなどさまざまです。

これらの小ネタ系アカウントに共通することは、「多くの人が求めている便利な情報を発信している」ということです。フォロワーの需要をつかみながら情報発信をしているアカウントは売買されやすいです。

■ Instagramアカウント売買のコツ

Instagramアカウントの売買では、買い手に対してアカウントの魅力を詳細に伝えていくことが大切です。たとえばアカウントの運用歴やフォロワーの属性、直近の投稿のエンゲージメント率など、できるだけ具体的にアピールする必要があります。さらにアカウントの今後の可能性にまで訴求できれば理想的です。

Instagramアカウントの売買の相談は、サイトレードへお気軽にお問い合わせください。
サイトレードへのお問い合わせはこちらから

まとめ

ビジネスツールとしても利用されるInstagramは、アカウントの売買も活発に行われています。売買されやすいアカウントの特徴として、フォロワー数が多いことやエンゲージメント率が高いことなどがポイントになります。
また、PR案件がつきやすい美容系・ファッション系アカウントや、コロナ禍以降人々の意識が高まっているフィットネス系や金融・投資系アカウントは、売買の需要としても高くなっています。
現在Instagramアカウントを運用していて、いずれは売却を検討しているという方は、ぜひ記事内で紹介したポイントを参考にしてみてください。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる

【売り手目線】サイト売買での価格交渉のポイントを解説

【この記事のポイント】
価格交渉に応じることも前に進むための一つの選択肢!
執筆者: 和家 智也

サイト売買では、ときに買い手側から価格交渉を受けることがあります。なるべくスムーズにサイト売買を進めるためには、前向きに価格交渉を承諾することもひとつの手段です。
とはいえ、自分の意向とかけ離れた条件で契約することは避けたいものです。サイト売買の価格交渉を上手く行うためには、売り手側にも抑えるべきポイントがあります。そこで今回の記事では、サイト売買での価格交渉のポイントを売り手目線から解説していきます。

買い手目線の価格交渉記事はこちら

■ 【売り手目線】サイト売買で価格交渉は行われる?

サイト売買で価格交渉
サイト売買では、買い手側から価格交渉を受けることがあります。サイト売買に限らずあらゆる売買取引では、売り手側は「なるべく高く売りたい」、買い手側は「なるべく安く買いたい」と考えているものです。サイト売買は相対取引で行われ、定価がある商品とは異なります。そのため、価格交渉が行われることはごく一般的であり、サイト売買でも珍しいことではありません。

売り手側としては、「なるべく値下げせずにサイトを売却したい」と考えてしまいますが、買い手側も買収予算や評価基準が決められています。サイト売買を行う上で、「価格交渉はよくあること」として捉えておく方がスムーズに取引を進められるでしょう。

■ 【売り手目線】サイト売買での価格交渉のポイント

サイト売買での価格交渉のポイント
サイト売買では、まず売り手側からの希望売却価格の提示を行います。これはあくまで希望価格であるため、必ずこの金額でサイトを売却できるというわけではありません。したがって、買い手側から値下げの価格交渉を受けた場合、売り手側としてはその交渉・条件に応じるかどうかを検討しなくてはなりません。

ただし、より自分の希望に近い形でサイトを売却するためには、いくつか抑えておくべきポイントがあります。ここからは、価格交渉を受けにくくするポイント、受けた際のポイントについて確認していきましょう。

①売り出しの最初から適正価格を提示する

サイト売買では、売り出す当初から適正価格を提示することが大切です。

サイト売買の希望売却価格は、売り出しの後でも変更ができます。しかし、後から価格を引き上げることはおすすめできません。たとえば、3,000円で売られていたTシャツが、その後5,000円に値上げされていたらどうでしょうか。「価値が上がったのかな」と考える人もいるかもしれませんが、多くの人は「欲を出したのかな」と勘ぐってしまうでしょう。サイト売買も同じで、後から希望売却価格を引き上げることは、買い手側の購買意欲を下げる要因となってしまいます。

そのため、サイト売買では売り出しの最初から適正価格を提示するようにしましょう。相場に即した価格を最初から提示しておくことで、大幅な価格交渉も受けにくくなります。相場価格に関しては、サイト規模やジャンルに応じて「どれくらいの価格帯で売買されているか」という点を、サイト売買仲介業者のM&A専門アドバイザーとよく相談して見定めることが大切です。

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②売却サイトのメリットや付加価値を買い手側へアピールする

サイト売買の価格交渉では、売却サイトのメリットや付加価値をしっかりと買い手側へアピールしましょう。

サイト売買で価格交渉を受けた際は、ただ買い手側の提示した条件を飲み込むのではなく、「このサイトを購入することによって、こんなメリットがある」という価値を論理立てて説明できることが大切なポイントです。

たとえば、1万円で売られていた自転車に対して、「5,000円に値下げしてほしい」という買い手が現れたとします。そこで売り手側が、「この自転車はスマホアプリと連動していて、毎日の運動量を記録してくれるから8,000円以下には値下げできない」とアピールするとしましょう。もしも買い手側がそのメリットに納得してくれたら、8,000円の価格で売買成立となります。当初の1万円では売却できなかったものの、5,000円という安値で売却することは避けられたというわけです。

このように、サイト売買においても、しっかりと自分のサイトの良さ・特徴を理解しておくことで、無理な価格交渉を回避することが可能となります。

③サイト売買のM&A専門アドバイザーへ相談する

サイト売買の価格交渉に応じるかは、担当のM&Aアドバイザーに必ず相談しましょう。
サイト売買のマッチングサイトや仲介業者では、売り手・買い手の交渉をM&A専門アドバイザーが調整してくれます。※直接交渉するマッチングサイトには在籍していない場合がありますのでご注意ください。

価格交渉を提示する買い手側は、「予算的に値下げしてもらえれば買う」と思っていることもあれば、「可能であれば値下げしてほしいが絶対条件ではない」という場合もあります。買い手側ともやり取りをしている仲介会社のアドバイザーは、そういった買い手側の予算感・温度感を理解しているため、「価格交渉にどれくらい応じるべきか」という点は、必ずアドバイザーに相談しましょう。

④売却スピードを重視することもひとつの選択

サイト売買では、売買の条件よりもスピード感を重視することもひとつの選択肢です。たとえば「早く運営サイトを手放して、他の事業に集中したい」と考えている場合は、「より高く売却すること」よりも、「より早く売却すること」の方が売り手にとってメリットが大きいといえます。

もちろん早くサイトを売却するために無理な価格交渉にまで応じる必要はありませんが、「希望する価格で購入してくれる買い手が見つかるまでサイトを売却しない」というのはあまり賢い選択とはいえません。というのは、サイトを運営すればするほど、手間暇がかかりますし、運営コストもかかります。Googleの検索エンジンのアップデートがあって大きく順位が下がってしまうリスクもあります。

サイト売買において自分が重視するポイントを明確にして、それに応じて柔軟に価格交渉に応じるようにしましょう。

■ サイトレードは価格交渉も専門アドバイザーが対応

価格交渉も専門アドバイザーが対応
サイト売買では仲介業者を利用することによって、価格交渉もM&A専門アドバイザーが対応してくれるメリットがあります。
サイト売買は個人間でも取引が可能ですが、時間や労力がかかることや、なかなかスムーズに交渉が進まないということもあるようです。その点、仲介業者ではそうした面倒な価格交渉のステップもM&A専門アドバイザーに任せられます。

「自分のサイトの強みやメリットはどういった点か」を改めてリストアップしてみると、自分では気づけなかった訴求ポイントを発見できることもあるでしょう。サイトのメリットや強みは、買い手側にアピールする大切なポイントです。M&Aアドバイザーに相談することで、そうしたアピールポイントを洗い出せることも大きなメリットといえます。

サイトレードは、これまで2,000件以上のご相談、数百件におよぶ成約実績があります。もし「サイトを売却したいけど、価格交渉にどれくらい応じたら良いか分からない」「自分のサイトの相場価格が分からない」というお悩みがある際は、ぜひお気軽にサイトレードへお問い合わせください。

サイトレードへのご連絡はこちらから

まとめ

売り手・買い手双方の意向で取引を成立させるサイト売買では、買い手側から価格交渉を受けることは珍しくありません。サイト売買の取引をスムーズに進めるために、ある程度の価格交渉に応じることも前に進むための一つの選択肢となります。
「絶対にこの価格じゃないと売却しない」と固執するのではなく、買い手側の予算等と条件をすり合わせながら、柔軟に価格交渉に応じましょう。

サイトレードでは、そうした面倒な価格交渉をM&A専門アドバイザーが対応しています。「なるべく手間をかけずにサイトの売却を行いたい」「サイト売買が初めてで価格交渉に自信がない」という方は、ぜひ当サイトへご相談ください。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる

【買い手目線】サイト売買での価格交渉のポイントを解説

【この記事のポイント】
価格交渉は売り手側の気持ちを考えたうえで提案を!
執筆者: 和家 智也

サイト売買では、売り手側に対して価格交渉を行うことができます。しかし、価格交渉を行う際はいくつかのポイントを理解しておく必要があります。ポイントを抑えずに価格交渉を行うと、売り手側から「お金の話ばかり。そもそもサイト運営はできるのだろうか?」「大切に育ててきたサイトの価値を理解してない」と不信感を持たれてしまいかねません。そこで今回の記事では、サイト売買での価格交渉について買い手側から見たポイントを解説していきます。

■ 【買い手目線】サイト売買で価格交渉は可能?

サイト売買で価格交渉
サイト売買では価格交渉が可能です。サイト売買では「相対取引」といって、売り手・買い手双方が合意して取引価格が決定します。サイト売買の専門サイトなどで掲載されている売却価格はあくまで売り手側の希望価格であるため、交渉によって取引価格を引き下げてもらうことも可能です。

しかし、人気の高いサイトであれば、売り手は価格交渉に応じる必要がありません。価格の交渉ばかりに固執していると、他の買い手がさっさと購入を決めてしまうということも起こり得ます。また、あまりに売り手側の意向を無視した一方的な価格交渉は、売り手側の気分を害してしまい即破談ということもありえます。

サイト売買でスムーズに価格交渉を進めるためには、いくつかのポイントを理解しておきましょう。次の項目にて詳しく解説していきます。

■ 【買い手目線】サイト売買での価格交渉のポイント

サイト売買を成立させるためには、買い手・売り手双方が取引条件に合意することが必須です。そのため「サイトを安く購入したい」という点だけにこだわってしまっては、売り手側との交渉は上手く進みません。サイト売買でスムーズに価格交渉を行うためには、以下のポイントを抑えることが大切です。

①売り出しの情報が掲載されてからの期間で判断する

サイト売買で価格交渉を行う際は、売り出しの情報が掲載されてからの期間をみてみましょう。情報公開から間もないサイトでは、売り手側が「価格交渉よりもまずは他の買い手の反応が見たい」と考えます。

その反対に、長い期間売り出しの情報が掲載されている案件であれば、売り手側も価格交渉に応じてくれるかもしれません。「気になるサイトがあるけど予算と合わない」という案件があれば、十分価格交渉の余地はあるでしょう。

②サイトの運営工程に注目する

サイト売買の価格交渉では、サイトの運営方法や業務フローにも注目しましょう。たとえば「特定の技術・知識を持った人でなければ運営できそうにない」というサイトは、購入できる買い手が限られますし、問い合わせや引き合いも限られるでしょう。

需要が限定されるような案件では、売り手側も買い手を見つけるのに苦労しているかもしれません。そのため、サイト運営が可能な買い手側からの価格交渉であれば、売り手側も交渉に応じてくれる可能性があります。

③売り手の希望価格から大きく乖離していない金額を提示する

サイト売買では価格交渉が可能ですが、その範囲はあくまで売り手の希望価格から大きく乖離しないように気を付けましょう。あまりに希望価格からかけ離れた提示をすると、売り手側がと交渉に応じてくれない可能性があります。もし提示する場合には、値下げの根拠や論理立てた説明が必要になります。

ほとんどの売り手は、売却するサイトに愛着を持っています。売りに出すのは、何かやむを得ない理由を抱えているのです。価格交渉を行う際は、そうした売り手側の気持ちや立場を考慮することも忘れないようにしましょう。

④サイト売買の専門アドバイザーに相談する

サイト売買の仲介業者では、サイト売買のM&A専門アドバイザーが在籍しています(直接交渉するマッチングサイトには在籍していない場合があります)。サイト売買での価格交渉は、こうした専門アドバイザーからの助言も参考にしましょう。

数多くのサイト売買を仲介した経験があるM&Aアドバイザーに相談すれば、サイトの持つ価値を分析し、交渉の流れや提示価格の水準などを丁寧に教えてもらえます。下手をして売り手側との交渉が決裂してしまうということも避けられるでしょう。

サイトレードでは、これまでに2,000件以上のご相談、数百件に及ぶ仲介成約実績があり、経験豊富なM&Aアドバイザーが在籍しています。「購入を検討しているサイトがあるけど、条件が合わない」というお悩みがあれば、どうぞお気軽にご連絡ください。

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専門アドバイザーに相談

⑤おおよその相場感を知っておく

サイト売買の価格交渉を行うにあたって、おおよその相場感を知っておきましょう。サイトは生き物で常に状態が変化します。売買の取引価格は数万円~数千万円と幅広い価格帯で行われますし、一概に価値を査定することが難しい取引市場です。

一般的には「サイトの月間営業利益の1年~3年分」が売却価格の相場といわれています。サイト売買の価格交渉を行う際は、おおよその相場感をおさえておき、きちんと買収意図を伝えたうえで、相場の範囲内で交渉するようにしましょう。

⑥サイトの購入意欲を伝える

サイト売買の価格交渉では、売り手側に購入意欲をきちんと伝えることも大切です。価格交渉ばかりを全面に押し出してしまうと、売り手側は不快感を持ちますし不信感も抱きます。

価格交渉を行う際は、「購入したい気持ちはあるけど、価格面で相談したい」と購入を前提とした価格交渉であることを十分に伝えるよう心がけましょう。

⑦買い手に対して上から目線にならないようにする

サイト売買の価格交渉で特に気を付けたいのが、売り手に対して上から目線で価格交渉してしまうことです。「この価格なら購入してもいい」というような態度での価格交渉は、売り手側の気分を害することになりかねません。サイト売買の市場は、ここしばらく売り手市場が続いていますので、需要と供給だけで考えると売り手の方が優位なのです。

「売り手の希望価格から大きく乖離していない金額を提示する」の項目でもお伝えしたように、売り手側の気持ちや立場を尊重しながら価格交渉を行うことが大切です。

⑧これまでのサイト売買の経験をアピールする

これまでに類似サイトを買収した経験があれば、その実績とともに価格交渉を行いましょう。「サイト売買の経験があるため、サイト運営の引継ぎに手間がかからない」ということをアピールできれば、売り手側にとっても引継ぎ後の手間が減るメリットが伝えられます。

売り手側に「運営の引継ぎに時間が取られないなら、少し安く売却しても良いかな」と思ってもらえるように、上手に実績をアピールしながら価格交渉を行いましょう。

■ 希望に合ったサイト売買を行うために

サイト売買を行う
サイトレードでは、サイト購入のご相談を頂いたお客さまに「ご要望ヒアリング」を実施しています。サイトレードのご要望ヒアリングでは、サイトのジャンル、売上・利益の規模、会員数、アクセス数、スケジュール、ご予算など多岐に渡ったご要望をお伺いしております。

あらかじめお客さまのご要望をしっかりと把握させて頂いたうえで、対象に入る案件が出てきた際には、個別にご案内をさせて頂きますのでお気軽にご相談ください。

サイト購入の流れを紹介

まとめ

サイト売買では売り手・買い手双方の意向で取引価格を決定するため、買い手側から価格交渉を行うことができます。ただし、相場価格や売り手側の気持ちを無視した価格交渉ではスムーズに取引が進まないこともあるでしょう。

サイト売買で価格交渉を行う際は、この記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる