サイト売買コラム
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越境ECのスタートはサイト売買がおすすめ!注意点も紹介
この記事のポイント
越境ECは今後ますます市場規模が拡大!サイト売買・アカウント売買の活用がおすすめ!
2024.04.01
執筆者:和家 智也
日本だけでなく世界各国をターゲットにする越境ECは、海外需要を取り込む方法として注目を集めています。しかし、立ち上げ時のステップの多さに躊躇している人もいるかもしれません。
越境ECを手軽似始めるには、サイト売買の活用がおすすめです。本記事では、サイト売買で越境ECを始めるメリットや注意点について紹介します。
Contents
越境ECとは?
越境ECとは、国境を超えて商品を販売するECサイトです。国内だけでなく世界中のマーケットが対象となるため、より多くの需要を取り入れられるメリットがあります。
越境ECは現在急速に成長している分野で、経済産業省の調査によると令和4年度における中国・米国への越境ECの市場規模は3,954億円にものぼるとのことです。これは前年対比6.1%の増加となっており、今後も市場規模の拡大に期待があるといえます。
越境ECを立ち上げる準備
越境ECを立ち上げる際のプラットフォームとして、下記の例が挙げられます。
・越境ECに対応した自社EC ・Amazon ・eBay |
それぞれ特徴を紹介していきましょう。
越境ECに対応した自社EC
越境ECのプラットフォームは、自社で構築する方法があります。対象とする国や地域を絞り、対応言語や通貨を選ぶことができるので、自社ニーズに合った越境ECを手掛けられることが特徴です。
ただし、1からECの仕組みを構築することとなるため高い専門性が必要となり、初めて越境ECに取り組む人にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。
Amazon
米国のEC大手であるAmazonは、越境ECにも対応しています。Amazonでは、出品者として登録するだけで越境ECが始められるため、手軽に越境ECに取り組みたい人にも向いています。
また、受注対応や配送作業、クレーム対応などの顧客対応業務をAmazonに任せることができるので、ECサイトの運営に手間がかからないのも嬉しいポイントです。
eBay
eBayは190ヵ国に展開するマーケットプレイスで、世界最大規模を誇る越境ECサイトです。出品者は最大190カ国に一括出品でき、手軽に世界のマーケットに事業を展開することができます。
また、越境ECでは各国の税制や輸出入に伴う法律への理解が欠かせません。eBayでは世界各国の現地法人から現地情報を得ており、常に正しい取り扱いのもと越境ECに取り組めるのも大きな魅力です。
越境ECをすぐに始めたい場合はサイト売買がおすすめ
越境ECをすぐに始めたい方には、サイト売買・アカウント売買の利用が便利です。サイト売買ではWebサイトだけでなく、AmazonやeBayなどのアカウントの売買も行われています。
既存のアカウントを購入することには、ユーザーからの評価が蓄積されていることや、出品数・取扱商品に関する制限が解除されているなどのメリットがあります。
また、AmazonやeBayは集客力や認知度も高いため、取扱商品によっては不要な広告コストをかけることなくニーズを発掘できるでしょう。
越境ECでAmazonアカウントを購入するメリット
越境ECでAmazonアカウントを購入するメリットとして、主に次のような点が挙げられます。
・ショッピングカートが表示されている ・引当金が留保されない ・ユーザーからの高い評価を引き継げる ・在庫や仕入れ先を引き継げる ・収益が軌道に乗っている ・出品できるカテゴリーが多い |
Amazonでは、1から出品者アカウントを登録した場合、ショッピングカートの表示や出品できるカテゴリーに制限がかけられています。しかし、すでに運用されているアカウントを購入すれば、それらの制限が解除されていることから、より整った環境でEC事業を始めることが可能です。
さらにくわしく知りたい方はこちらの記事へ
【買い手側】Amazonアカウントを購入するときのポイント10選を徹底解説
ebayアカウント購入のメリット
eBayのアカウントを購入することには、主に次のようなメリットがあります。
・すでに評価が付いている ・出品制限がない ・在庫や運営方法を引き継げる ・リピーターが付いている |
eBayでは新しくアカウントを登録して出品する場合、出品できるアイテム数や販売金額に制限がかけられています。
しかし、すでに運用実績のあるアカウントを購入すれば、出品制限が解除されているため、すぐに多くのアイテムを出品することが可能です。
さらにくわしく知りたい方はこちらの記事へ
eBayアカウントは売買可能?売買メリット・デメリットを解説
越境ECの注意点
越境ECを始める際には、いくつか注意するべきポイントがあります。くわしく確認していきましょう。
どこで販売するか決めておく
前述の通り、越境ECにはさまざまなプラットフォームがあります。自社で独自のプラットフォームを構築するのか、AmazonやeBayなどのショッピングモールを利用するのか、コストやリソースを考慮したうえで選択しましょう。
需要があるのかを調査しておく
越境ECに取り組む際は、取り扱う商品に需要があるのか市場調査を行う必要があります。仕入れた在庫をなるべく無駄にしないためにも、どの地域のどのような層に需要が想定されるのか、具体的に事業計画を立てることが大切です。
販売しても良いものか国によって変わるので確認を行う
越境ECでは、販売する国の規制や法律を確認することも欠かせません。国によっては商品に規制がかけられることもあるため、取扱商品が問題なく販売できるか必ず事前に確認しておきましょう。
また、その際は改正状況にも注意し、最新の情報を取り入れることが重要です。
コストや発送スケジュールなどを事前に確認する
越境ECは実店舗を出店する場合よりもローコストで事業に取り組めるものの、人員やコストをまったく必要としないわけではありません。在庫の仕入れや発送、広告などにどれくらいのコストがかかるのか、どれくらいの利益が見込めるのかということをしっかりとシミュレーションしておきましょう。
また、EC事業はなるべく早く顧客のもとに商品を届けることも求められます。どれくらいの発送スケジュールで取り組めるのかについても、具体的に考えておきましょう。
越境EC対応アカウントの購入はプロに任せる
越境ECのスタートには、サイト売買の活用が便利ですが、その際はアカウントにかかっている制限やユーザーからの評価、在庫の有無など多くの事項を確認しなければなりません。そのため、個人間で直接売買の取引を行うことはハードルが高い上、リスクも高いといえます。
安心してサイト売買の手続きを進めるためには、サイトレードのようなプロに任せるのが安心です。サイトレードでは、売り手側との交渉仲介や契約のサポートを行っており、初めての方でも安心して手続きを進めていただけます。
越境ECのアカウント購入をご検討されている方は、ぜひ下記フォームよりお問い合わせください。
まとめ
越境ECは世界中をマーケットとしたEC事業で、今後ますます市場規模が拡大していく期待があります。より早く越境ECを軌道に乗せるには、サイト売買を活用することがおすすめです。
「安心できるアカウントを購入したい」「売買手続きのサポートを受けたい」という人は、ぜひサイト売買をサポートしてくれる仲介業者の利用を検討してみましょう。
執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事
筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる』