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【買い手向け】TikTokアカウント購入を検討する際のポイント8選

この記事のポイント

自分が欲しいアカウントのイメージを事前に決めておくこと!

執筆者: 和家 智也

10~20代の若年層を中心に人気を集めているTikTok(ティックトック)。近年では企業の広告ツールとしても活用されていることから、アカウントの売買も活発に行われるようになりました。

すでに多くのフォロワーが付いているTikTokアカウントを購入することは、買い手にとって多くのメリットがありますが、アカウントを売買する際にはいくつか気を付けるべきポイントがあります。本記事では、TikTokアカウントを購入するときのポイントについて解説していきます。

TikTokアカウントを購入するときに気を付けるポイント8選


すでに運用されているTikTokアカウントを購入することは、「多くのフォロワーを引き継げる」「高い発信力を得られる」といった多くのメリットがあります。より良いアカウントを購入するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。それぞれ詳しく解説していきましょう。

(1)アカウントの運用体制を整えられるか

TikTokアカウントを購入するときは、売買後のアカウント運営までしっかりと整えておくことが大切です。特にTikTokの場合は動画投稿がメインとなるため、「動画制作を外注するのか、自分で制作するのか」といったことや、「前任の運営者と同頻度で投稿できるか」といった細かいことまで想定しておかなければいけません。

また、動画制作に関しては、なるべく自分で制作することでアカウントの運営費用も抑えられます。購入するアカウントを選定するときは「投稿動画のデザイン性が高すぎないか」といった点まで確認しておくとよいでしょう。

(2)違和感なくアカウントを運用することができるか


アカウント運営を引き継いだとき、運営に再現性があるかも大切なポイントです。例えば、運営者が顔出しを行っているアカウントや、投稿内容の専門性が高すぎるアカウントは、売買後に同じように運営を続けていくことが困難です。

フォロワーが違和感を抱いて離れていってしまえば、想定した収益を上げられずに、アカウントの購入資金が無駄になってしまいます。したがって、TikTokアカウントを購入するときは、ただフォロワーが多いアカウントを選ぶのではなく、運営の引継ぎやすさも重視するようにしましょう。

(3)投稿に対するエンゲージメント率が高いか

TikTokアカウントを購入するときは、投稿に対するエンゲージメント率も重要な指標となります。エンゲージメント率とは、動画投稿に対して「いいね」や「コメント」などの反応をしてくれるユーザーの割合です。

フォロワーが多くてもエンゲージメント率が低いアカウントは、発信力が高いアカウントとはいえません。その反対に、フォロワーが少なくてもエンゲージメント率が高いアカウントは、固定ファンがしっかりとついていることが分かります。

固定ファンの獲得に成功しているアカウントは、売買後にさまざまな展望を描きやすいことから、TikTokアカウントを購入するときはフォロワー数だけでなく、エンゲージメント率にも注目することがおすすめです。

(4)フォロワー数やエンゲージメント率の数値をかさ増しをしていないか


TikTokアカウントを購入するときは、「フォロワー数やエンゲージメント率をかさ増ししていないか」という点にも注意しましょう。フォロワーを購入してかさ増しを行っているアカウントは、運営を引き継いだあとに思うような結果が得られないケースが多いです。

特に、フォロワー数やエンゲージメント率のかさ増しについては、個人間での売買でトラブルになることが多い為、アカウントを購入した後にトラブルが起きることのないように、事前に各データの有効性については十分確認しておきましょう。

(5)既存事業と親和性があるか

TikTokアカウントを購入するときは、既存事業との親和性も重視することが大切です。TikTokではプロフィール欄や動画内、コメント欄などでリンクの誘導が可能であるため、既存事業と親和性があるアカウントであればユーザーの流入が狙えます。

例えば、既存事業で輸入雑貨の販売を行っている場合、インテリア関連のアカウントを購入することで相乗効果が期待できます。購入するアカウントを選定する際は、既存事業との親和性や展開の描きやすさにも注目しましょう。

(6)どれくらいの収益を上げているか


TikTokアカウントを購入するときのポイントとして、収益状況を確認することが挙げられます。TikTokでは動画投稿自体に収益が発生することはありませんが、企業のPR案件やフォロワーからの投げ銭、外部サイトへの誘導などで収益を上げる方法があります。

「アカウントを売買した後にすぐ収益を上げたい」という場合は、現時点での収益状況を確認しておきましょう。

ただし、TikTokのLIVE配信は属人性が高いことから、TikTok単体で収益化を狙うことは困難です。「現時点で収益を上げているアカウントしか購入しない」と限定してしまうのではなく、「今後の展望によって収益化につながりそうなアカウントを購入する」といったスタンスでアカウントを選定していきましょう。

(7)運営上でリスクのあるアカウントではないか

TikTokアカウントを購入するときは、過去に炎上履歴のあるアカウントや、運営規定に抵触しているアカウントは避けることが大切です。せっかくアカウントを購入しても、アカウントごとBANされてしまっては、購入資金が無駄になってしまうためです。

例えば、危険な動画投稿によって注目を集めているアカウントは、フォロワー数も多くエンゲージメント率が高いこともありますが、長期で見ると売買するメリットがあるとはいえません。購入するアカウントを選定するときは、運営上のリスクが低く、規定に則って運営しているアカウントを選びましょう。

(8)信頼できる仲介会社を利用する


TikTokアカウントを購入するときは、信頼できる仲介会社を利用することがおすすめです。アカウントの売買は個人間でも取引が可能ですが、「購入資金を振り込んだ後に連絡が途絶えた」「事前に聞いていたアカウントの情報が虚偽ばかりだった」などのトラブルが絶えません。

一方、仲介会社を利用すれば、売り手とのやり取りや契約書作成のサポート、譲渡代金の決済サポートなどを受けられるため、安心して売買取引を進められます。

TikTokアカウントの購入はサイトレードにご相談ください


ここまで、TikTokアカウントを購入するときのポイントについて解説してきました。TikTokアカウントの売買では、このように多くのポイントを押さえながらアカウントの選定をしていく必要があります。

サイトレードでは、TikTokをはじめとした多くのSNSアカウント売買の案件を取り扱っており、M&Aアドバイザーのサポートを受けながら安全に取引することが可能です。TikTokアカウントの購入を検討している方は、ぜひお気軽にサイトレードへご相談ください。

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まとめ

本記事では、TikTokアカウントを購入するときに気を付けるべきポイントを8つ紹介してきました。TikTokアカウントの売買では押さえるべきポイントも多いですが、事前にしっかりとアカウントの展望を描いておくことで、アカウントの成長や関連性のある事業への手助けにも繋げられるでしょう。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる