サイト売買コラム

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サイト売買のドメイン移管での注意点!おすすめのドメイン会社は?

この記事のポイント

ドメイン移管(移行)には専門知識が必要!事前にサーバーのプロと相談を!

執筆者:和家 智也

サイト売買で譲渡契約の締結を行った後は、Webサイトのドメイン移管の手続きを行います。ドメイン移管は権限譲渡に欠かせない手続きですが、中にはトラブルに発展してしまうことも少なくありません。

本記事では、サイト売買のドメイン移管で起こりやすいトラブルや注意点、おすすめのドメイン会社を紹介します。

サイト売買のドメイン移管で起こるトラブル

サイト売買のドメイン移管では、次のようなトラブルが起きることがあります。

・専門知識が必要になることがある
・移管手続きがNGとなるケースがある
・即日移管できないドメインがある

それぞれ詳しく紹介していきましょう。

専門知識が必要になる場合がある

サイト売買では譲渡契約を締結した後、実際にWebサイトを譲渡する手続きに移行します。その際のハードルとなりやすいのがドメイン移管です。

ドメイン移管には専門知識が必要です。特に同時にサーバー移転を伴うときは慎重に手続きを進める必要があります。

売り手側と買い手側が同じ共用レンタルサーバーを利用する場合は比較的スムーズに手続きを進められるものの、中には異なるレンタルサーバーを利用するケースも少なくありません。

異なるレンタルサーバー間で移転手続きを行う場合は、別途セットアップの手続きが発生するため、専門知識がない場合は手続きに手間取ってしまうことも想定されます。

移管手続きがNGとなるケースがある

ドメインの移管は、「ICANN」と呼ばれるドメインの管理団体によって制限事項が設けられており、次のような条件に当てはまる場合は移管を行うことができません。

・ドメインを取得してから60日以内
・有効期限が14日以内に切れる
・有効期間が9年以上ある
・管理会社によってドメインがロックされている
・紛争中のドメイン
・Whois情報に虚偽の情報を登録している など

ドメイン取得から間もないWebサイトの場合は、60日を経過しなければ移管ができないため注意が必要です。

また、上記の制限事項以外にも、ドメイン会社で独自の制限事項が設けられている場合があります。スムーズにドメイン移管を進めるためには、あらかじめドメイン会社の規約などを確認しておくとよいでしょう。

即日移管できないドメインがある

サイト売買の契約手続きが完了すると、「早くWebサイトの譲渡を完了したい」という気持ちになるかもしれません。しかし、ドメインによっては即日移管できない場合もあるため注意が必要です。

特に、サーバー移転を同時に行う場合、海外のサーバーを利用しているケースなどは移転手続きに時間がかかることも少なくありません。

また、ドメイン移管やサーバー移転時にトラブルが起きると、さらに手続きが終わるまでに時間がかかることもあるでしょう。

よりスムーズに手続きを進めるためには、ドメイン移管やサーバー移転をサポートしてくれる仲介会社へ依頼するのもひとつの方法です。

サイト売買に向いているドメイン会社とは

サイト売買のドメイン移管では、売り手と買い手が異なるドメイン会社を利用することで移管に時間がかかることがあります。中には、1ヶ月以上完了しないこともあるため、どのドメイン会社を利用するかは重視したいポイントです。

下記のドメイン会社では、買い手側も同じドメインを利用することで即日移管を行うことができます。

・お名前.com
・バリュードメイン
・ムームードメイン

それぞれ特徴を紹介していきましょう。

①お名前.com 

お名前.comは国内シェアNo.1の実績を誇り、安価なドメインを提供していることが特徴です。1999年からドメイン登録サービスを提供しているため、老舗業者である点も安心できるポイントです。

また、お名前.comは24時間365日いつでもサポートが受けられるため、サイト売買の経験が浅い人でも安心して利用することができます。

②バリュードメイン 

バリュードメインは登録件数が680万件を超え、国内では珍しい海外ドメインも多く取り扱っています。ドメインの種類は全部で570種類以上あるため、利用したいドメインがある人にも便利なサービスです。

また、バリュードメインは公式サイト上でマニュアルが公開されているため、ドメイン移管の手続きが不安な人も事前に手続きの流れを確認することができます。

③ムームードメイン 

ムームードメインは、ドメインと同時にレンタルサーバーを契約することで、ドメインの取得費用が0円となることが特徴です。一定の条件を満たせば更新費用も永久無料となるため、コストを抑えたい人におすすめのドメイン会社といえます。

また、ムームードメインでは取得したドメインでメールアドレスを作成できるサービスもあり、ビジネス目的で利用したい人にも便利なドメイン会社です。

サイト売買後のドメイン移管でよくある質問

ここからは、サイト売買後のドメイン移管に関するよくある質問について回答します。

Q1.ドメイン移管に手数料はかかるの?

ドメイン移管では、異なるドメイン会社へ移管を行う場合は手数料がかかることが一般的です。手数料はドメイン会社によって異なりますが、およそ1,000~2,000円程度が相場となっています。

サイト売買を行う際は、ドメイン移管にかかる費用をどちらが負担するかも決めておくようにしましょう。

Q2.どんなドメインでも移管できるの?

移管が行えるドメインの種類は、利用するドメイン会社によって異なります。ドメイン会社によっては、「一定のドメインの移管しか受け付けていない」というケースも少なくありません。

移管手続きを行う際になって慌てることのないように、あらかじめ移管できるドメインの種類を確認しておくと安心です。

Q3.ドメインの譲渡にかかる期間はどのくらい?

サイト売買の売り手側と買い手側で同じドメイン会社を利用する場合は、即日移管が完了する場合があります。しかし、異なるドメイン会社へ移管する場合は、1~2週間ほどの期間がかかることが一般的です。

サイト売買を行うときは、契約締結後のスケジュール感についても把握しておくようにしましょう。

まとめ

サイト売買の契約締結後は、Webサイトのドメイン移管を行います。ドメイン移管にはいくつかの制限事項があり、専門知識を持って手続きに取り組む必要があります。

もしドメイン移管にトラブルが起きてしまうと、長い間Webサイトを表示できないことにもなりかねません。スムーズにドメイン移管の手続きを進めるためには、サポートを受けられる仲介会社を利用することも検討してみましょう。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる