サイト売買コラム
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ECサイトは立ち上げ不要?ECプラットフォームアカウントを購入する方法
この記事のポイント
ECプラットフォームのアカウントを購入する方法で即新規事業開始を!
2024.09.09
執筆者:和家 智也
オンラインショッピングの需要が高まる中、既存のECプラットフォームのアカウントを購入する方法が注目を集めています。ECサイトの立ち上げを躊躇している人は、既に運営されているアカウントを購入するのもひとつの方法です。
本記事では、ECプラットフォームを利用するメリットやアカウントの購入方法について紹介します。
Contents
ECサイト立ち上げのハードル
EC事業では、1からECサイトを立ち上げて商材を販売する方法があります。ただし、いくつかのハードルによってECサイト立ち上げが困難となることも少なくありません。
まずは、ECサイトの立ち上げに際してハードルとなるステップを確認していきましょう。
制作費用がかかる
ECサイトの立ち上げには、初期費用としてまとまった資金が必要となります。費用の目安はサイトの機能や規模によって異なりますが、数百万円の費用がかかることも珍しくありません。
その他、商材の仕入れや広告にも費用がかかることを考えると、自らECサイトを構築するのはコスト面からもハードルが高いといえます。
デザインの工夫が必要
ECサイトでは、デザイン性も重要なポイントです。顧客の購買意欲を高めるためには、ただ洗練されたデザインにするだけでなく、「より商品の魅力が伝わりやすいか」といったことまで配慮しなければなりません。
この点は、ECサイトを立ち上げた後も継続的に試行錯誤を続ける必要があるでしょう。
カートシステムを選定しなければならない
ECサイトのカートシステムには複数の種類があり、機能や費用、カスタマイズ性などが異なります。カートシステムは顧客の利便性にも直結するポイントであるため、費用やサイトの規模を踏まえたうえで慎重に選ぶ必要があります。
しかし、中には一定の専門知識が必要となるものがあり、ECサイト運営の経験が浅い人にとってはハードルと感じられるかもしれません。
プラットフォームを使うメリット
EC事業では、ECサイトの立ち上げではなくプラットフォームを活用する方法もあります。ここからは、ECプラットフォームを利用するメリットについて紹介していきましょう。
初期投資を抑えられる
ECプラットフォームでは、アカウントを作成することでEC事業をスタートできます。1からサイトを構築する必要がないため、初期費用を大きく圧縮できることがメリットです。
「なるべく初期コストを抑えたい」という人は、ECプラットフォームの利用を検討してみるとよいでしょう。
既に多くのサイトユーザーがいる
ECサイトを立ち上げる場合、まず自社サイトに足を運んでもらうための集客から取り組まなければなりません。しかし、ECプラットフォームであれば既に多くのユーザーが存在しているため、新規顧客を集めやすい傾向にあります。
集客力が収益に大きく影響するEC事業において、一定のアクセス数を期待できることは大きなメリットです。
システムが整っている
ECプラットフォームでは、商品の登録や販売、発送、顧客対応などのシステムが整えられています。1からサイトを構築する場合は、まずそうした土台作りから始めなければなりません。
しかし、ECプラットフォームであれば既に整えられた環境で事業を始められるので、サイトを構築する場合に比べてスムーズに商品販売まで進めることができます。
運用が比較的カンタン
ECプラットフォームでは運用の流れが画一化されており、比較的誰でも分かりやすくEC事業に取り組めます。サポート体制やマニュアルが整えられていることも多く、不明点がある場合も安心してたずねることができます。
主要なECプラットフォーム
世界的な大手ECプラットフォームとして、AmazonとeBayが挙げられます。それぞれの特徴を確認していきましょう。
Amazon
Amazonは出品形式のECプラットフォームです。世界中に3億人のユーザーがいるとされており、さまざまな顧客層にアプローチできることが大きな魅力です。
また、配送業務や顧客対応をAmazon側へ任せられることから、運営リソースを確保できない人にも向いています。
eBay
eBayは、世界190ヶ国にサービスを展開する国際的なECプラットフォームです。世界各国への一括出品も可能であるため、手軽に越境ECへ取り組めるメリットがあります。
無料のeBay販売サポートも受けられ、越境ECの経験が浅い人でも安心して取り組むことが可能です。
ECプラットフォームのアカウントは購入も可能
ECプラットフォームのアカウントは、既に運営されているものを買い取ることも可能です。アカウントの売買は、一定数のユーザー評価やリピーターがついた状態で運営を引き継げるため、買い手側はすぐに利益の見通しがつきやすいメリットがあります。
ECの世界的プラットフォームであるAmazonやeBayでアカウントを開設する際は、売買によって引き継ぐことも検討してみましょう。
以下の記事では、各アカウントの購入メリットを紹介しています。
サイトレードで扱っているAmazonアカウント
サイトレードでは、Amazonアカウントの販売を取り扱っています。そのジャンルは、生活雑貨やサプリ、アパレルなどさまざまです。
過去には月間1,000万円以上の利益を出すアカウントも売買されており、軌道に乗った状態でEC事業を承継できるメリットがあります。
サイトレードで扱っているeBayアカウント
サイトレードでは、eBayアカウントの販売も取り扱っています。過去には10年近くの運営実績を持つアカウントも取り扱っており、すでに事業の基盤が整った体制でEC事業をスタートすることが可能です。
まとめ
EC事業は、ECプラットフォームのアカウント購入によって始めることができます。すでに運営されているアカウントを購入することは、「リピーターやユーザー評価を引き継げる」など多くのメリットがあります。
サイトレードでもAmazonやeBayのアカウント販売を取り扱っていますので、購入をご希望される方はぜひご相談ください。
気になる方はAmazon・eBayの売却案件一覧をご覧ください。
執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事
筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる』
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