サイト売買コラム

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サイト売買後にアドセンス通過するコツとは?審査ポイントを紹介

この記事のポイント

サイト売買でアドセンスアカウントは譲渡できないので注意!

執筆者:和家 智也

サイト売買ですぐに収益化を目指す場合、すでにアドセンス広告を掲載しているサイトを購入するのもひとつの方法です。しかし、サイト売買によってサイトを譲り受けた場合でも、アドセンスアカウントまでは譲渡することができません。

そのため、買い手によって再度アドセンスの申請を行う必要があります。本記事では、Googleアドセンスでの申請方法や審査のポイントについて紹介します。スピーディーな収益化を目指すために、ぜひアドセンス申請の流れやコツを掴んでおきましょう。

Googleアドセンスとは?

Googleアドセンスとは、Google社が提供する広告配信サービスのことです。Webサイトやユーザーに関連する広告がコンテンツ上に表示され、表示回数に応じて収益が得られる仕組みとなっています。

広告によって広告主が支払う金額が異なるため、どのような広告が表示されるかで得られる収益も異なります。

Googleアドセンスの審査要件

Googleアドセンスの審査には要件が定められており、詳細は次の通りです。

・ユーザーの興味を引く独自のコンテンツがある
・コンテンツが AdSenseプログラムポリシーに準拠している
・18 歳以上である
・Blogger、YouTube、または他のホストパートナーを使用している

引用:Google AdSenseヘルプ「AdSense の資格要件」

「AdSenseプログラムポリシー 」とは、広告の掲載場所や動作などに関する規約です。この規約に違反した場合は、審査に通過した後でも広告の配信が停止されたり、アカウントを無効化されたりする可能性があります。

プログラムポリシーをきちんと順守できるよう、最新情報をチェックするようにしましょう。

Googleアドセンスの申請方法

Googleアドセンスの申請方法は、それほど難しいものではありません。ここからは、申請の流れを確認していきましょう。

1.Googleアカウントの作成

まず、アドセンスの承認を受けるためのGoogleアカウントを作成します。すでにサイト運営に利用しているGoogleアカウントがある場合は、そのアカウントを使用しても構いません。

2.Googleアドセンスのアカウント作成

次に、AdSenseアカウントを開設します。Googleアドセンスのトップページにアクセスすると、右上に「ご利用開始」と表示されますのでそこからアカウントを作成しましょう。

3.お客様情報の入力

AdSenseアカウントを作成したら、氏名や住所、郵便番号などを登録します。登録内容に誤りがあると収益を受け取るときにエラーが出てしまうため、入力内容に誤りがないかしっかりと確認してください。

4.Webサイト上での広告の表示を確認する 

次に、Webサイト上で広告がどのように表示されるか確認します。「自動広告」をオンにすると、広告の掲載をプレビューできますので、表示される位置などを確認してみましょう。

5.Googleアドセンスの審査を受ける

いよいよ、Googleアドセンスの審査を受けます。AdSense のホームページで、「サイトを AdSense にリンクする」から「開始」をクリックしましょう。

Webサイトとアドセンスがリンクできたら「審査をリクエスト」に進み、審査を受けます。

6.審査完了後に広告の掲載が可能となる 

審査に通過すると、Webサイトに広告を掲載できるようになります。広告の掲載場所が自動で選定される「自動広告」、もしくは自分で掲載場所を選べる「広告ユニット」のいずれかを選んで掲載をスタートしましょう。

Googleアドセンスの審査期間とチェックポイント

Googleアドセンスで審査を受ける前に、審査上のチェックポイントを押さえておく必要があります。ここからは、審査にかかる時間や注意点を確認していきましょう。

1.Googleアドセンスの審査期間

Googleアドセンスの審査では、登録内容の確認やWebサイトのチェックなどが行われ、通常数日程度で完了します。ただし、中には2~4週間ほどかかるケースもあるようです。

審査完了の通知はメールで届きますので、見落としがないように確認してください。

2.Googleアドセンスの審査ポイント

前述の通り、Googleアドセンスの審査ではWebサイトのチェックが行われます。主に次のようなポイントが確認されますので、審査を受ける前に要件を満たしているか自分でもチェックしてみましょう。

(1)サイトに独自の魅力があるか

現在Webサイトは無数に存在しており、同じようなサイトも乱立しています。Googleアドセンスではサイトの独自性を評価しており、ユーザーの関心を引きつけるコンテンツや、オリジナル性のあるコンテンツが求められます。

(2)文字数や記事数は足りているか

アドセンスの審査に通過するためには、コンテンツのボリュームも必要です。記事数が少なったり、記事はあっても文字数が少なかったりすると審査に通過できないことがあります。

その点、サイト売買ではすでにコンテンツが充実したWebサイトを購入できるため、すぐに収益化を狙いたい人にとっては大きなメリットです。

(3)画像なども含め読みやすい記事となっているか

Googleアドセンスの審査では、操作性やコンテンツの項目など、「ユーザーが読みやすいように工夫されているか」という点も重視されます。

たとえば「ユーザーが情報を見つけやすいようにメニューバーが設置されている」など、ユーザー目線に立ったサイトデザインが必要不可欠です。

(4)運営者情報やプライバシーポリシーの記載があるか

Googleアドセンスを利用する際は、運営者情報やプライバシーポリシーを記載する必要があります。

特に、プライバシーポリシーについてはcookieの使用や広告の無効化などについて記載するよう定められています。Google側ではひな型を提供していませんので、ポリシーや個人情報の取り扱いについてよく理解したうえで作成しましょう。

購入したサイトでアドセンスに落ちる場合はあるの?

前述の通り、サイト売買ですでにアドセンスに通過しているサイトを購入した場合でも、譲渡後に改めて審査を受けなければなりません。先ほど紹介した審査ポイントをクリアできていれば審査に通りやすいものの、中には審査に通らないケースもあります。

購入するサイトを選定する際は、審査ポイントを網羅しているかしっかりとチェックすることがおすすめです。

1.サイトレードの案件であれば安心

サイトレードでは、すでにアドセンスに通過しているサイトや、充実したコンテンツを持つサイトを豊富に取り扱っているため、安心して購入サイトをお選びいただけます。

また、ご購入後も引き続き専任スタッフがフォローさせていただきますので、安心してお取引いただくことが可能です。

サイトの購入をご検討されている方は、ぜひサイトレードまでお気軽にご相談ください。

サイトレードへのお問い合わせはこちらから

まとめ

サイト売買ですぐに収益化を目指すときは、すでにアドセンスに通過しているサイトを購入することが有効です。しかし、その場合も譲渡後に再度審査を受ける必要があることは十分理解しておきましょう。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる