サイト売買コラム
- 売り手目線
ブログは売却可能!売却しやすいポイントや売却方法を解説
この記事のポイント
ブログは売却可能!売れると知ったらまず問い合わせを!
2023.01.04
執筆者:和家 智也
「最近ブログ運営へのモチベーションが下がってしまった・・」「忙しくてなかなか記事の更新ができない・・」ブログ運営にこんな悩みを抱えていませんか?そのブログ、実は第三者へ売却できる可能性があります。「もうブログはお休みしようかな」と考えている人は、ぜひ一度売却を検討してみることがおすすめです。そこで本記事では、売却しやすいブログの特徴や売却方法、メリットについて解説していきます。
Contents
ブログを売却できる可能性アリ?
近年、WEB業界では「サイト売買」が活発に行われています。サイト売買とは、運営するメディアを第三者に譲渡することです。サイト売買の対象となるのは、企業が運営するメディアやアフィリエイトサイトだけではなく、個人が運営するブログも含まれます。
ブログの収益というと、アフィリエイトやアドセンスなどの広告収入が一般的でしたが、最近ではブログを売却することで収益を得るケースも増えています。「ブログ更新の時間がないので、最近は放置気味になっている」というブログでも、もしかしたら売却資金が得られるかもしれません。
売却しやすいブログの特徴とは?
これまで売買が成立した例を見ると、売却しやすいブログには次のような特徴があります。
・一定数のアクセスがある ・一定数の記事がある ・収益が発生している ・運用がしやすい ・外注先の紹介ができる |
それぞれ詳しく解説していきましょう。
(1)一定数のアクセスがある
ブログの売買では、アクセス数が重要なポイントとなります。買い手側の大きなニーズは「ブログ立ち上げのステップを省略して、なるべく早く収益を得たい」という点です。
ブログをイチから立ち上げて、一定のアクセスを確保するまでには、大変な手間暇がかかります。しかし、既にアクセスを集めているブログを購入すれば、ユーザーを抱えた状態でブログ運営をスタートすることが可能です。
したがって、「アクセス数が右肩上がりに増加している」、「固定ファンが多く、毎月一定のアクセス数を稼いでいる」というブログは売れやすい傾向にあります。
中には放置していたブログが売れるケースもありますが、その場合は「コンテンツのクオリティが高い」など、アクセス数以外でのアピールが重要となります。
(2)一定数の記事がある
アクセス数だけでなく、記事数のボリュームがあることも大切です。クオリティの高い記事を多く抱えているブログは、検索エンジンで評価が高ければオーガニック流入があり、買い手にとっても購入後のプランを描きやすいメリットがあります。
反対に、記事数の少ないブログはコンテンツが価値として評価はされず、なかなか買い手がつかない傾向にあります。また、記事数が多くてもコンテンツとしてのクオリティが低ければ、検索エンジンの評価も期待できず価値が認められません。ブログの売買では、「記事数の多さ」と「クオリティの高さ」の両方を満たすことが重要です。
(3)収益が発生している
既に収益化に成功しているブログも、売却しやすい特徴のひとつです。例えば、「アフィリエイトで毎月継続して収益が発生している」というブログの場合、買い手側は購入後の収支に目安がつきやすいメリットがあります。「この収益を継続できれば、購入資金も十分ペイできるな」と判断されるブログであれば、多くの買い手がつくことも珍しくありません。
もし「アドセンスになかなか通らない」という場合は、アドネットワークなど他のサービスを利用して収益化することも検討しましょう。
(4)運用がしやすい
ブログの売買では、「運用のしやすさ」も重視されます。買い手側の立場で、下記の2つのブログを比較してみましょう。
・記事制作に専門知識が必要で、運用できる人が限られる
・一般的な知識で記事が書けて、運用者が変更となっても問題ない
専門性の高いブログはニッチなニーズを掴む可能性がありますが、運営者にも相応の知識が求められます。ジャンルによっては、なかなか買い手が見つからないケースもあるでしょう。
その点、書きやすいジャンルを取り扱っているブログであれば、購入後も同じクオリティを維持することが可能です。買い手側は「購入後も同じように運営していけるか」ということを重視しているため、属人性が低く、運用が引き継ぎやすいブログは売れやすい傾向にあります。
(5)外注先の紹介ができる
ブログ記事の制作(ライティング)を外注している場合は、「外注先やライターをそのまま引き継げるか」という点も重要です。外注先を紹介してもらえると、買い手側は「購入後も記事のクオリティを保ったまま運営ができる」という安心感があります。
先ほど「専門性の高いブログは買い手が付きにくい」ということを伝えましたが、外注先やライターが紹介できるとなれば話は別です。記事制作に専門知識が必要なブログであっても、クオリティの高い記事を制作してくれる外注先も引き継げる場合は、買い手がつく可能性は十分にあります。
ブログを売却する方法
ブログを売却する方法として、主に2つ挙げられます。それぞれ詳しく解説していきましょう。
(1)サイト売買の仲介業者に依頼する
サイト売買の仲介業者では、サイトの売り手側と買い手側の仲介を行っています。仲介業者では、買い手と売り手の交渉の間に入ってくれたり、契約締結までのサポートを行ってくれたりなど、様々なサービスを受けられます。
売買代金の受け渡しもサポートしてくれるため、「買い手側がなかなか売却代金を支払ってくれない」というトラブルが起こる心配もありません。これまで運営してきた大切なブログを売却するにあたって、安心して取引を進めるためには、仲介業者を利用することがおすすめです。
当サービス「サイトレード」では、これまで多くのブログの売却をお手伝いしてきました。ブログの売却をお考えの方は、ぜひお気軽にサイトレードへご相談ください。
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(2)サイト売買のマッチングプラットフォームを利用する
ブログの売却では、サイト売買のマッチングプラットフォームを利用する方法もあります。サイト売買のマッチングプラットフォームでは、先ほど紹介した仲介業者とは違って、第三者が取引を介することはありません。
買い手側と売り手側が直接連絡を取り合いながら取引を進めていくため、売買の条件に関する交渉などは当事者同士で行う必要があります。そのため、「初めてブログを売却する」という人も、あらかじめ売買の流れや注意点を理解しておくことが大切です。
ブログを売却する3つのメリット
ブログを売却することには、次の3つのメリットがあります。
・ブログの売却益を得られる ・新規事業に取り組める ・継続して売れるブログを運営できる |
それぞれ詳しく解説していきましょう。
(1)ブログの売却益を得られる
ブログを売却する大きなメリットは、まとまった資金を得られることです。中には、「最近なかなか更新できていない」というブログでも売買が成立することがあり、コンテンツのクオリティによっては高値がつくこともあります。
大切に育ててきたブログが売却できれば、これまで運営にかけてきた手間暇も報われる思いがするでしょう。「忙しくてブログ更新してなかった」「もうそろそろ閉鎖しようかな」と考えているブログがあれば、ぜひ売却を検討してみることがおすすめです。
(2)新規事業に取り組める
ブログの売却をきっかけに新規事業に取り組むケースも多く見られます。ブログの売却後は、運営に充てていた時間に余裕ができるため、売却資金を元手に新しいビジネスを始めることが可能です。
「チャレンジしたい事業があったけど、時間的な余裕がなかった」、「事業の立ち上げにまとまった資金が必要」という人は、ブログの売却をきっかけに新しいビジネスへチャレンジするのもよいでしょう。
(3)継続して売れるブログを運営できる
一度ブログの売却に成功すると、「売れやすいブログ」の特徴が分かるようになります。そのため、いずれ売却することを目的としたブログ運営を行うことも可能です。
「ブログ立ち上げ⇒売却」の流れを繰り返すことで、ブログ運営のノウハウも蓄積され、定期的に売却益を得られるようになります。「ブログ運営が好き」、「定期的な記事更新にやりがいを感じる」という人は、売却を前提としたブログ運営を継続する方法もおすすめです。
ブログの売却相場を知っておこう
ブログの売却を検討する際は、はじめに自分のブログの売却相場を理解しておきましょう。およその相場感を押さえておくことで、買い手側との交渉もスムーズになります。
サイトレードでは、ブログの売却金額の無料査定を行っています。これまでの数多くの実績をもとに査定を行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
近年、サイト売買のニーズの高まりを受けて、ブログの売買も活発に行われています。中には、放置気味のブログが高値で売却されたケースもありますので、「ブログって売れるのか」「そろそろブログを手放したいな」と考えている人は、ぜひ売却を検討してみましょう。
執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事
筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる』