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【2024年版】Twitterアカウントが売買される理由とは?売買されるアカウントの特徴を紹介

この記事のポイント

Twitterアカウントの価値はフォロワー数とエンゲージメント率で大きく変わる!

執筆者: 和家 智也

Twitter(ツイッター)は幅広い情報を得られ、世界中の人々と交流ができることから根強い人気があるSNS。情報の拡散力にも優れていることから、企業のマーケティングツールとしても活用されています。

最近では、Twitterアカウントの売買も活発に行われるようになりました。すでに多くのフォロワーを獲得していて、1つのジャンルに特化して情報発信を行っているTwitterアカウントは、高値で売買されることもあるようです。

そこで今回は、Twitterアカウントが売買される理由や、売買されやすいジャンルについて解説していきます。

Twitterアカウントが売買される理由

Twitterアカウント売買

Twitter(ツイッター)アカウントの売買が活発に行われている理由として、Twitterには他のSNSにはない特徴があることが挙げられます。Twitterのどのような特徴が高く評価されているのか、以下で詳しく確認していきましょう。

(1)情報を簡潔に伝えられる

Twitterは1ツイートの上限が「全角140字」となっていることから、簡潔かつ手軽に情報発信が行えます。短い文章の中で商品の特性やお得な情報を伝えるため、ユーザー側も端的に必要な情報を得られる利便性があるのです。

他のSNSのように、長文でのアピール文章を考えたり、目を引くような写真を毎回載せたりする必要がないため、適時必要な情報を簡潔に発信できるメリットがあります。

(2)リツイート機能で拡散されやすい

Twitter特有の機能に「リツイート機能」があります。リツイートとは、ツイートした内容に賛同した人が再び投稿をツイートしてくれる機能です。

多くのユーザーにリツイートされるほど情報が拡散していき、ユーザーからの認知度が高まったり、フォロワーが増えたりするきっかけとなります。リツイートの数が増えれば、フォロワーのフォロワー、その他のユーザーまで広く情報が拡散されるため、投稿者は手間をかけずに多くのユーザーへ情報を届けられます。

(3)投稿にURLが貼れる

Twitterでは、URLを張り付けてツイートすることも可能です。そのため、140字で全ての情報を伝えられなくても、自社サービスのリンクやアフィリエイトサイトへの誘導につなげられます。

Instagramでは、プロフィールやストーリーズにURLを貼れるものの、投稿にリンクを貼ることができません。正確に言うと、URLの記載はできますがワンタップでページに移動できないため、ユーザーはURLをコピーしてリンクへ飛ぶ必要があるのです。

その点、Twitterでは手軽にリンク先へ飛べるため、ユーザーの動線を確保しやすいメリットがあります。

(4)ユーザーとコミュニケーションが取りやすい

Twitterは、ユーザーとの距離の近さも特徴のひとつです。従来の紙媒体での広告やメルマガ配信などの広報活動では、情報発信が一方的であることがデメリットでした。

しかし、Twitterでは「リプライ」と呼ばれる返信機能が搭載されているため、ユーザーが気軽に情報へコメントできるメリットがあります。リプライ機能を使って上手にユーザーとコミュニケーションを行えば、アカウントのファンが増えるきっかけになるでしょう。

(5)スペース機能がある

Twitterでは、「スペース機能」を使ってリアルタイムで情報発信が行えます。スペース機能とは、Twitter上で行う音声のみのライブ配信です。スペース機能はテキストによる情報発信とは違って、運営者の声によって直接PR活動を行います。中には、著名人を招いてスペースを開催するなど、活用方法は様々です。

スペースは一定の条件を満たせば「チケット制」にて開催することも可能であり、開催者にはチケットの売上が収益として還元されるメリットもあります。

売買されやすいTwitterアカウントの特徴

売買されやすいTwitterアカウント

売買されやすいTwitterアカウントには、いくつかの共通の特徴があります。以下で詳しく確認していきましょう。

(1)フォロワーを購入していない

売買されやすいTwitterアカウントの特徴として、フォロワーを購入していないアカウントであることです。SNSのアカウント売買ではフォロワーの多さが重視されますが、買い手側は「フォロワーのアカウントはアクティブか」という点も同時にチェックをします。いくらフォロワーが多くても、非アクティブでファンでもないフォロワーばかりであれば価値はないも同然になります。

購入フォロワーや偽フォロワーかどうかはアカウントを見ればすぐに分かってしまうため、アカウントを売却したいからといって、フォロワーを購入することはおすすめできません。

(2)一定数以上のフォロワー数

一定数以上のフォロワー数がいることも、売買されやすいTwitterアカウントの特徴のひとつです。Twitterアカウントの運営で苦労するのがフォロワーの獲得。1からアカウントを立ち上げてアカウントを運営していく場合、試行錯誤しながらフォロワーを獲得していかなければなりません。

しかし、すでに多くのフォロワーを抱えているアカウントを購入すれば、一定の発信力がある状態でTwitterアカウントの運営をスタートできるメリットがあります。アカウント売買を行うにあたって、フォロワー数の明確な基準はありませんが、買い手にとってフォロワー数が多い方が魅力的であることは間違いないでしょう。

(3)ファンが付いているアカウント

売買されやすいTwitterアカウントには、ファンが多くついていることも特徴です。ファンが多いアカウントは、「リツイート」や「いいね」の数がつきやすく、自然と情報拡散の効果も高まります。

こうしたツイートに対する反応の多さは「エンゲージメント率」と呼ばれ、アカウント売買の際に重視される指標のひとつです。フォロワーが少ないアカウントでも、ツイートに対するエンゲージメント率が高ければ、買い手にとっては魅力的なアカウントといえるでしょう。

(4)運用しやすいアカウント

Twitterアカウントの売買では、「運用しやすいアカウントか」といった点も考慮されます。ツイートしている内容が専門的すぎたり、個人的すぎたりする場合は、アカウント運用の引継ぎが難しいため、買い手側から敬遠されます。

たとえば、金融・投資分野は近年人気があるジャンルのひとつですが、アカウント運営者自身の投資成果をツイートして評価を得ているアカウントは引継ぎが難しいでしょう。一方、一般的な運用手法や初心者向けの用語解説などをツイートしているアカウントは、他の人でも運用しやすく、売買されやすいでしょう。

このように、属人性が低く、運営者が変わってもフォロワーが違和感を抱かないようなアカウントは売買されやすい傾向にあります。

(5)マネタイズができている

Twitter上でマネタイズができているアカウントも売買されやすい特徴のひとつです。特に、自社サービスがない場合はアフィリエイトや企業のPR案件などがメインになることが多いため、すでにマネタイズの流れができていると多くの買い手がつきやすいといえます。

Twitterだけでマネタイズするのは難しいと思います。多くの方は自社サイトやブログなどを別途運営していて、それらのサイトもまとめて売却するというケースが多いです。

Twitterアカウント売買で人気なジャンル3選

Twitterアカウント売買ジャンル

Twitter(ツイッター)アカウントの売買の対象となるのは、1つのジャンルに特化して運営しているアカウントです。フォロワーが多いアカウントでも、ツイート内容が個人的なものであったり、ジャンルが定まっていなかったりするアカウントは売買の対象となりません。

では、Twitterではどのようなジャンルのアカウントが売買されているのでしょうか。

(1)投資・金融系アカウント

投資・金融系アカウント

コロナショック以降の個人投資家の増加をうけて、Twitterでも投資・金融系アカウントが注目されています。投資・金融系アカウントには、初心者向けから上級者向けまでさまざまなアカウントが存在していますが、アカウント売買で人気があるのは初心者向けに口座開設へと誘導するアフィリエイトで稼いでいるアカウントです。

難しいテクニカル分析手法やトレード手法を紹介するアカウントではないため、専門的な分野でありながら属人性が低いのも魅力といえます。

(2)美容系アカウント

美容系アカウント

美容系アカウントは、企業のPR案件が多いことからマネタイズしやすいジャンルといわれています。

美容系アカウントには、顔出しをして人気を得るインフルエンサー系のアカウントもありますが、メイクの小技や美容アイテムの紹介を行うなど、属人性が低い情報発信も可能です。
投稿ネタを工夫すれば、多くのフォロワーにリツイートしてもらうのも難しいことではありません。

(3)副業系アカウント

副業系アカウント

Twitterアカウントの売買で人気のジャンルとして、副業系アカウントがあります。コロナ禍でのリモートワークや働き方改革の推進によって、近頃では副業を始める人が増加しています。そのため、副業に役立つ情報発信をしているTwitterアカウントの需要も増加しているのです。

副業系アカウントではアフィリエイト案件も多くあり、属人性も高くないことから、アカウント売買の対象として注目されています。また、Twitterアカウントの売買では、ここで紹介したジャンル以外にも、属人性が高すぎず一定のフォロワー数がついているアカウントであれば、売買の対象となる可能性が高いでしょう。

まとめ

情報の即時性や拡散力が高いTwitterは、企業のビジネスツールとしても多く活用されており、近年ではアカウントの売買も活発に行われています。売買されやすいアカウントには、フォロワー数が多いことや、エンゲージメント率が高いといった共通の特徴が挙げられます。

Twitterアカウントの売却を検討されている方は、ぜひお気軽にサイトレードへお問い合わせください。
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執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる