サイト売買コラム
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サイト売買のサーバー移転で起こるトラブル5選!人気のサーバーは?
この記事のポイント
サーバー移転には専門知識が必要!移転ノウハウがある仲介会社を頼ってみよう!
2024.03.07

執筆者:和家 智也
無事にサイト売買の契約手続きを終えたら、次のハードルとなるのがWebサイトのサーバーの移転です。特に、サイト売買の経験がない人にとっては、「無事にサーバーを引っ越しできるだろうか」と不安になることもあるかもしれません。
本記事では、サイト売買のサーバー移転で起こりやすいトラブルや、利用者の多いサーバーについて紹介します。
Contents
サイト売買のサーバー引っ越しで起こるトラブル

サイト売買は契約を締結したら、それで終わりではありません。Webサイトを引き継ぐためには、サーバーの引っ越しが必要となります。
サーバーの引っ越しを行うなかで注意したいのが、次のようなトラブルが起こることです。
・専門知識が必要になる場合がある ・手順を誤るとWebサイトを閲覧できなくなる ・データが消えてしまう ・海外のサーバーを利用している ・取引相手が手続きを行ってくれない |
それぞれ詳しく紹介していきましょう。
専門知識が必要になる場合がある
サーバーの移転には、多少の専門知識が必要となります。
サイトの運営者であっても、サーバーの引っ越しは何度も行う機会があるものではありません。そのため、サーバーの移転に時間を要したり、なかなかWebサイトが表示されなかったりなど、トラブルにつながってしまうケースもみられます。
利用するサーバーによっては別途セットアップの手続きが必要となることもあるため、専門知識がなければ手続きが難航してしまうこともあるでしょう。
スムーズにサーバーの移転を進めるためには、前もって手続きの流れや注意点を確認しておくことが大切です。
手順を誤るとWebサイトを閲覧できなくなる
売り手側が利用しているサーバーによっては、移転時の手順を誤ることでWebサイトを一時的に閲覧できなくなるトラブルもあります。
Webサイトを表示できない期間が長くなると、その分アクセスの流入減少にもつながりかねません。サイト売買の前後でPV数を維持するためには、事前に手続きの流れを確認しておくことが大切です。
「どうにかなるだろう」「分からないことが出てきたらそのときに調べよう」と楽観視するのではなく、細かい手順や流れについては必ず手続きを行う前に調べておくようにしましょう。
データが消えてしまう
よく分からないままサーバー移転の手続きを進めると、最悪の場合Webサイトのデータがすべて消えてしまうトラブルもあります。もしデータを復元できなければ、サイト売買の契約が白紙になることもあるかもしれません。
Webサイトの譲渡をきちんと完了するためには、手続きの流れを確認するだけでなく、トラブルが起こった際の対処方法も学んでおくと安心です。

海外のサーバーを利用している
サーバー移転は、国内の共用レンタルサーバー同士であれば比較的スムーズに手続きを進められますが、なかには海外のサーバーを利用している売り手(買い手)もいます。
海外のサーバーは手動での移行手続きが必要となることがあり、国内のサーバーに比べて多くの時間がかかってしまう要因となります。
サイト売買を行う際は、利用しているサーバーについても事前に確認しておくとよいでしょう。
取引相手が手続きを行ってくれない
Webサイトのサーバー移転は、売り手・買い手双方が協力して手続きを進める必要があります。しかし、なかにはサーバー移転時に連絡が取れなくなったり、必要な手続きを進めてくれなかったりするといったトラブルが起こることもあるようです。
円滑に移転の手続きを進めるためには、サーバー移転を行う日時を前もって決めておき、その間はお互いに連絡が取れる体制づくりをしておくことがおすすめです。
サイト売買で利用者の多いサーバーとは

サイト売買で特に利用されているサーバーは次の3つです。
・エックスサーバー ・さくらのレンタルサーバ ・ロリポップ! |
それぞれ特徴を紹介していきましょう。
①エックスサーバー
エックスサーバーは国内シェアNo.1のレンタルサーバーで、個人から法人まで多くの運営者に利用されています。1台あたり1,000万円を超える商用サーバー機器を備えていることから、大量アクセスにも強いことが特徴です。
24時間365日サポート体制が受けられるため、トラブルが発生したときにも安心です。
②さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバはさくらインターネットが提供するサーバーです。用途に合わせて8つの料金プランがあり、最も安価なものは月額128円から利用することができます。
公式サイトで料金シミュレーションができ、初回請求額や月額の請求額を事前に確認することが可能です。申込後14日間は無料で利用できるのも嬉しいポイントです。
③ロリポップ!
ロリポップ!は、GMOグループが運営するレンタルサーバーです。WordPressの表示速度がNo.1の実績があり、月額550円から高速サーバーを利用することができます。
電話やメール、チャットの好きな方法で問い合わせができるので、移転手続きが不慣れな方でも安心して利用できるメリットがあります。
サイト売買後のサーバー移行や引継ぎは誰がやるの?
売りに出されているWebサイトの多くは、レンタルサーバーによって運営されているものです。名義変更ができるサーバーの場合は、サーバーの運営者に連絡をして名義変更を行う旨を申請します。
もし名義変更に対応していない場合は、サーバーを移転することとなりますが、売り手と買い手のどちらが移転手続きを行うかは双方の協議によって決められます。サーバー移転時に発生する費用の負担についても同様です。
なお、サイトレードでは、サーバー移転が完了するまでしっかりと手続きをサポートさせていただきます。経験豊富な専門アドバイザーが担当しますので、初めてサイト売買を行う方でも安心して手続きを進められます。
まとめ
サイト売買では、譲渡契約の締結後にWebサイトのサーバー移転を行います。サーバー移転には専門知識が必要となり、分からないまま進めるとサイトが表示されなかったり、データが消えてしまったりするなどのトラブルにもつながりかねません。
スムーズに移転を進めるためには、事前に手続きの流れをよく確認しておきましょう。手続きをサポートしてくれる仲介会社を利用することもおすすめです。
執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事
筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる』

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