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【SNSアカウント売買】売れるアカウントの特徴や売却のコツは?

この記事のポイント

SNSアカウントの売買は活発!本記事にあるポイントを重視しながら運営すること!

執筆者:和家 智也

近年、SNSは友人との交流だけでなく、ビジネスのマーケティングツールとしても活用されるようになりました。それに伴い、SNSアカウントの売買も活発に行われています。

本記事では、売買できるSNSアカウントの種類や、売れやすいアカウントの特徴などについて紹介していきます。

SNSアカウント売買とは?

SNSアカウント売買とは、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのSNSアカウントの運営に関する権利を売買することです。

SNSアカウントの売買が行われている主な理由のひとつに、「収益化しているアカウントの需要が高まっていること」が挙げられます。

SNSでは、収益化に成功することで広告収入などを得られますが、どのようなアカウントでも収益化できるわけではありません。SNSによって収益化に関する条件が定められており、その条件を満たすアカウントのみが収益を得ることができます。

さらにその条件を満たすまでには、多くのフォロワーを獲得する必要があるなど、かなりの労力をかけなければなりません。そのため、現在すでに収益化に成功しているアカウントを中心に、運営権を売買する取引が活発となっているのです。

売買できるSNSアカウントとは?

売買されているSNSアカウントとして、次のような例が挙げられます。

・Instagram
・X(旧Twitter)
・You Tube ・TikTok

ここからは、それぞれのSNSの特徴を解説していきましょう。

Instagramアカウント

写真や動画を共有するSNSのInstagramでは、企業の広告・PR案件やタイアップ企画などでマネタイズに成功している例が多く見られます。もしゼロからアカウントを立ち上げてマネタイズまでつなげようとすると、まずは多くのフォロワーを獲得するところから始めなければなりません。

しかし、すでに多くのフォロワーを抱えているアカウントを購入すれば、マネタイズまでのステップを省略することができます。したがって、Instagramでは収益化に成功しているアカウントを中心に売買が行われています。

X(旧Twitter)アカウント

Xでは、サブスクリプションプログラムに参加することにより収益化を行うことが可能となりました。しかし、サブスクリプションプログラムへの参加には、次のような条件が定められています。

18歳以上であること。
・3か月以上アクティブに使用されているXアカウントを持っていること。
・アクティブなフォロワー数が10,000人以上であること。
・過去30日間に25件以上ツイートしていること。 など

引用:Xヘルプセンター「サブスクリプションに関するポリシー」

Xにおいても、収益化を行うためにはフォロワー数やアカウントの稼働状況など一定の条件をクリアする必要があります。そのため、「なるべく短いステップで収益化を行いたい」という人には、すでに収益化の条件を満たしているアカウントの売買が人気です。

YouTubeアカウント

SNSではないものの、動画配信サイトのYouTubeでもアカウントの売買が活発に行われています。YouTubeでも、先ほど紹介したXと同様に収益化の条件が定められています。

・18 歳以上である
・チャンネル登録者数が 500 人以上
・過去 90 日間でアップロードした公開動画が 3 本以上

引用:YouTube「YouTube で収益を得るには」

仮にゼロからアカウントを立ち上げて収益化を狙う場合、コツコツと動画の作成や視聴者の獲得に取り組む必要があり、実際に収益化ができるまで半年以上かかることも少なくありません。

しかし、SNSアカウント売買でマネタイズに成功しているアカウントを購入すれば、引き継ぎ後すぐに収益を得られるメリットがあります。

TikTokアカウント

短い動画をシェアする動画配信プラットフォームであるTikTokでも、企業の広告や投げ銭、他のプラットフォームへの誘導などによって収益を得ることができます。若い世代を中心に人気を集めているTikTokでは、企業が新たなPRの手段として取り入れているケースも少なくありません。

しかし、他のSNSと同様にアカウントを一定のレベルまで育てることが大きな課題となることから、すでに多くのフォロワーを獲得しているアカウントや、収益化を実現しているアカウントを中心に活発に売買が行われています。

売れるSNSアカウントは?

現在さまざまなSNSアカウントが売買されていますが、売却されやすいアカウントには共通の特徴があります。ここからは、売れるSNSアカウントの特徴について、プラットフォーム別に紹介していきましょう。

売れるInstagramアカウント

ビジネスツールとしても活用されているInstagramでは、企業の広告やPR案件などで収益を得ることができます。アカウント売買の際に重視されるのは、フォロワー数やエンゲージメント率です。

また、美容やフィットネス、金融など特定のジャンルに特化したアカウントも売買されやすい傾向にあります。

【売買されやすいInstagramアカウントの特徴とは】

売れるX(旧Twitter)アカウント

端的な文章で発信を行うXでは、リポスト機能による情報拡散力が優れている点から、ビジネスツールとしても活用されています。XもInstagramと同様にフォロワー数やエンゲージメント率が重視されており、多くのフォロワーを抱えているアカウントは高値で売買されることも珍しくありません。

また、2023年にはポストによる収益化が可能となったことから、さらにXアカウントの売買への注目度が高まっています。

【売買されるTwitterアカウントの特徴はコチラ】

売れるYouTubeアカウント

再生回数に応じて収益が得られるYouTubeは、アカウントの売買も活発に行われています。

YouTubeでは、前述の通り収益化するための条件が定められており、すでに収益化に成功しているアカウントは多くの買い手がつきやすいポイントです。また、固定ファンが多くついているアカウントも、安定した再生回数が期待できることから高値が付く傾向にあります。

【売買されやすいYouTubeアカウントの条件はコチラ】

売れるTikTokアカウント

若い世代を中心に人気のTikTokでは、マーケティングツールとして活用される例が増えています。それに伴いアカウントの売買も活発化しており、やはりフォロワー数やエンゲージメント率が重視される傾向にあります。

また、TikTokのように投稿内容にカラーが出やすいプラットフォームでは、「運営を引き継ぎやすいか」という点も重視されるポイントです。たとえば、発信者が顔出しをしているアカウントなどは属人性が高いことから、売買では敬遠されやすいといえます。

一方、顔出しを行っておらず運営に再現性があるアカウントは、引き継ぎ後にフォロワー離れが起きにくいことから売買されやすくなります。

【売買されるTikTokアカウントの特徴・ジャンルを紹介】

SNSアカウントを売却するためにできること

将来的にSNSアカウントの売却を検討している人は、次のようなポイントを重視しながら運営を行うことが大切です。

・フォロワーを増やす
・収益を生む
・属人性を出しすぎない
・運用マニュアルを作成する
・エンゲージメントを高める

それぞれくわしく紹介していきましょう。

フォロワーを増やす

SNSアカウントの売買では、フォロワー数が特に重視されるポイントです。フォロワー数が多いアカウントは情報拡散力が高く、エンゲージメント率の上昇にもつながりやすいことから買い手も必ずチェックを行っています。

まずは、コツコツとフォロワーを増やし、固定ファンを作っていくことが大切です。

収益を生む

すでに収益化に成功しているアカウントも売買で高値がつきやすいポイントです。SNSアカウント売買の買い手側は、「短期間で収益化が狙えるか」という点を重視しています。

SNSによっては収益化に厳しい条件を設けていることもあるため、そのステップをクリアしているアカウントは多くの買い手がつきやすくなります。

属人性を出しすぎない

将来的にSNSアカウントの売却を検討している場合は、属人性を高めないことも大切です。属人性が高いアカウントは運営の再現性が低く、買い手から敬遠されてしまうためです。

たとえば「顔出しをしない」など、運営者が変わっても気づかれにくいようなアカウントを目指しましょう。

運用マニュアルを作成する

買い手にとって大きな不安要素となるひとつが、「運営を再現できるか」という点です。引き継ぎ後に運営を再現できなければ、フォロワー離れにつながることもあるかもしれません。

その不安要素を取り除く方法として、「運用マニュアルを作成すること」が挙げられます。運用時のポイントなどをマニュアル化してまとめておくことで、引き継ぎ後の疑問点を解消することができ、買い手は安心して運営を行うことができます。

エンゲージメントを高める

SNSでは、フォロワー数だけでなく「エンゲージメント率」も重視されるポイントです。エンゲージメント率とは、投稿に対して「いいね!」やコメントなどがつくアクションの割合です。

エンゲージメント率が高いアカウントは、プロモーションに対して一定の反応が得られる期待があるため、買い手から高く評価される傾向にあります。

まとめ

SNSアカウントの売買は、「フォロワー獲得や収益化のステップを省略したい」という買い手側の需要から、現在活発に売買が行われています。InstagramやX、YouTubeなど、どのプラットフォームでも多くのフォロワーを獲得しているアカウントや、一定の収益を得ているアカウントは高い人気があり、高値がつくケースも珍しくありません。

将来的にSNSアカウントの売却を目指している人は、フォロワーの増加や収益化、運用マニュアルの作成など、本記事で紹介したポイントを重視しフォロワーの増加や収益化、運用マニュアルの作成など、本記事で紹介したポイントを重視しながら運営ながら運営に取り組んでみてください。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる