サイト売買コラム

  • 売り手目線

サイト売却が早い人の特徴とは?なかなか売れないときの対策

この記事のポイント

より早く取引を進めるためには「買い手の不安を払拭してあげること!」

執筆者:和家 智也

サイト売買は売りに出してすぐ売れるサイトもあれば、なかなか買い手が見つからないサイトもあります。この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。実は、サイト売却がスムーズに進む人にはある特徴があります。この記事では、サイト売却が早い人の特徴について解説していきます。

サイト売却を早く実現する売り手の特徴

サイトを売却すると決めたら、「できるだけ早く買い手を見つけたい」と考える人が多いでしょう。これまで売りに出してすぐに買い手が決まったサイトには、共通した特徴があります。ひとつずつ詳しく解説していきましょう。

(1)サイト売却後も一定期間のサポートを付けている

サイト売買は、譲渡が済めばそれで終了ではありません。むしろ買い手にとっては、「きちんと運営を引き継げるだろうか」と譲渡後の方が心配でもあります。

そのため、「サイト売却後のサポートの有無」は、買い手にとって購入を決意する重要なポイントのひとつです。サイト売却後も一定期間のサポートがあるサイトは、「何か分からないことがあったらすぐに聞ける」という安心感を抱いてもらいやすくなります。

(2)今後のサイト展望が共有できている

サイト売買では、今後のサイト展望を具体的に提示することも大切です。

買い手側は、当然「サイトを購入してどれくらいの収益を得られるか」ということを重視しています。今は魅力的なサイトに見えても伸びしろが感じられなければ、購入を見送ることも珍しくありません。

今後の展望や戦略を伝えることは、買い手へ具体的なイメージを持たせることにつながります。「このサイトは今後さらに収益が見込めそうだ」と感じてもらえたら、スピーディーに話が進んでいくきっかけになります。

(3)サイト情報や売上データが詳細に伝えられている

サイト売買で開示されている情報は、買い手が購入先を選定する重要な要素です。

売上データやPV数、会員数などの情報を詳細に開示しているサイトは、それだけ買い手の興味を引くことができます。反対に、どれだけ魅力的なサイトでも情報がほとんどない場合は、買い手が購入を見送ってしまう原因にもなります。

買い手により自社サイトの魅力をアピールするためにも、開示する情報は正確かつ詳細に伝えることが大切です。

(4)運用マニュアルが用意されている

サイト売買では、スムーズに運営を引き継げるようにマニュアルを付与することがあります。

買い手にとって、「同じようにサイトを運営していけるだろうか」というのは大きな不安を感じるポイントです。きちんと運営マニュアルが用意されているサイトは、それだけで買い手の不安をひとつ取り除くことができます。

マニュアルの作成は手間がかかるものの、早く売却するためには準備しておきたいポイントです。

(5)外注先をそのまま引き継げる

コンテンツの制作を外注している場合、「外注先をそのまま引き継げるかどうか」が重視されます。もし外注先を引き継げない場合、買い手は新たな外注先を探す手間がかかるうえ、同じクオリティを維持するために試行錯誤しなくてはなりません。

その点、現在の外注先をそのまま引き継げるサイトは、譲渡後もスムーズにコンテンツを増やしていける安心感があります。

(6)買い手からの質問への回答が速い

スムーズに売買を進めるためには、買い手へのレスポンスの速さも大切なポイントです。

買い手側にとっては、質問や連絡への返信が早いほど、「今後の取引もスムーズに進められそうだ」という安心感につながります。反対に、なかなか返信のない相手には、「途中で取引が滞ってしまうのではないか」という不安を抱きかねません。

買い手に好印象を抱いてもらうためにも、先方からの連絡にはなるべく早く応じることが大切です。

(7)柔軟に対応できる気持ちを持っている

サイト売買の取引では、買い手と売り手の条件が最初からピッタリと合致するケースは滅多にありません。むしろ、双方で条件をすり合わせながら着地点を探っていくことが一般的です。

この際、自分の希望条件ばかりを押し付けず、先方のニーズに応じて柔軟に対応できる売り手はスムーズに取引を進められます。「これだけは譲れない」という条件を持つことも大切ですが、状況に応じて柔軟に対応することも心がけましょう。

(8)売却が確定するまで継続的にサイト更新を行っている

継続的に更新が行われているサイトはコンテンツの鮮度が高く、買い手にとって魅力的なサイトです。常にコンテンツの鮮度を保つためには、サイトを売りに出した後もきちんと更新を行うことが欠かせません。

売りに出すと決めたサイトでも、売却が決まるまではしっかりメンテナンスを行いたいもの。より良い状態で買い手に引き渡すためにも、継続的に更新を行いましょう。

サイト売却が遅くなる売り手の特徴もチェック!

これまでサイト売却が早い人の特徴を紹介してきましたが、併せてなかなか売却できない人の特徴も確認しておきましょう。

・売却サイトの情報が少ない
・運用マニュアルが用意できていない
・売却中に更新を止めてしまっている
・外注ライターが引き継げない
・買い手の質問に対する回答が遅い
・希望条件を譲らない
・マイナスな内容を後出しで伝えてしまう

なかなかサイト売却ができない原因として、「買い手の不安が払拭されていない」ということが挙げられます。より早く取引を進めるためには、買い手が抱く引継ぎ後の不安を解消してあげられるように配慮しましょう。

サイト売却がなかなか進まない方へ

サイト売却がなかなか進まずお悩みの方は、ぜひサイトレードへご相談ください。ここでは、サイトレードの魅力についてお伝えします。

(1)専任のアドバイザーがサイト売却をサポート

サイト売買はM&Aの一種であることから、法務や財務、商法に関する専門的な知識が必要となります。サイトレードでは仲介実績な豊富な専門アドバイザーによる専任担当制を実施しているため、初めてサイト売買を行う方でも安心してご利用いただけます。

アドバイザーと顔を合わせながら取引を進められる点は、他社にはないサイトレードならではの強みです。

(2)良質な案件を多数取り扱い

サイトレードに掲載している案件はすべて直接取引のみで、他の仲介業者は一切介入しておりません。買い手・売り手に直接接していることから、相手方の実態を把握したうえでスピーディーに取引を進められます。

「なかなか買い手が見つからずに困っている」という方は、ぜひサイトレードへご相談ください。

(3)売却実績も公開中

サイトレードは2006年からサイト売買仲介事業を始めており、これまで2,000件以上のご相談、数百件に及ぶ仲介成約実績がございます。その実績の一部を公開しておりますので、ぜひサイト売買の参考にご覧ください。

サイトレードのサイト売買成約実績はこちらから

(4)無料サイト査定サービス

サイトレードはこれまで頂いた2,000件以上のご相談内容をもとに、Webサイトの適切な価格を算定するノウハウを持ち合わせております。

月間売上や月間PV数などを入力していただくだけで、自動・即時にオンライン査定いたしますので、どうぞお気軽にご利用ください。

サイトレードの無料サイト査定はこちらから

まとめ

サイト売却がスムーズに進む人には、「サイト売却後もサポートがある」「サイトの情報が詳細に開示されている」など共通した特徴がありました。より早く取引を進めるためには、「買い手の不安を払拭してあげること」を重視しましょう。

サイトレードでは、高い専門性を持つアドバイザーが取引をサポートさせていただきます。早く買い手を見つけるためのアドバイスも行っておりますので、売却を希望されている方はぜひお気軽にサイトレードをご利用ください。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる