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【2024年版】TikTokアカウント売買が活発!売買されるアカウントの特徴・ジャンルを紹介

この記事のポイント

マーケティングツールとしてTikTokのアカウント売買が増加中!

執筆者: 和家 智也

10代~20代の若年層ユーザーを中心に人気を集めている動画投稿サービスTikTok(ティックトック)。近年では、企業のプロモーションツールとして活用される例も増えています。それに伴い、アカウントの売買も活発に行われるようになり、多くのフォロワーがいるアカウントなどは高値で取引されるケースも多くなってきました。

本記事では、売買されやすいTikTokアカウントの特徴やジャンルについて解説します。ぜひ売買の際の参考にしてください。

売買されやすいTikTokアカウントの特徴とは?


売買されやすいTikTokアカウントには、下記の4つの特徴があります。

・購入後にアカウント運用がしやすい
・フォロワー数が多い
・エンゲージメント率が高い
・アカウントに付加価値がある

それぞれ詳しく解説していきましょう。

①購入後にアカウント運用がしやすい

TikTokアカウントを売買する際に、最も重視されるポイントとして「アカウント運営が引き継ぎやすいか」という点が挙げられます。TikTokは動画投稿サービスであることから、どうしてもアカウントの属人性が高くなる傾向があります。
例えば、運営者が顔出しをしているアカウントは、運営者自身にファンがついているため引継ぎが難しいケースがほとんどです。一方、顔出しをしておらず属人性がなく、アカウント運営に継続性と再現性があるものは、ファン離れも起きにくいため売買されやすくなります。

②フォロワー数が多い

既に多くのフォロワーを獲得しているアカウントは、高値で取引される傾向にあります。
一からアカウントを作ると、当然ですがフォロワーを獲得するまでに一定の期間と労力がかかってしまいます。そのため既に多くのフォロワーがついていて、一定の発信力を備えているアカウントは、買い手にとって魅力的になります。

③エンゲージメント率が高い

エンゲージメント率が高いTikTokアカウントも売買されやすい特徴の一つです。エンゲージメント率とは、投稿に対して「いいね」やコメントなどのアクションを起こしてくれるユーザーの割合のことです。
たとえ、それほどフォロワー数が多いアカウントでなくても、エンゲージメント率が高いアカウントは、固定ファンがしっかりとついている証でもあるため、買い手から高い評価を受ける傾向にあります。

④アカウントに付加価値がある

TikTok単独の運営ではなく、ECサイトやアフィリエイトサイトなど外部サイトと紐づけされているアカウントも売買されやすくなります。外部サイトで既に収益化できていれば、付加価値が高いアカウントとして評価され、高値で取引されるケースが出てきています。

売買が活発なTikTokアカウントのジャンル6選


TikTokには様々なジャンルの動画が投稿されていますが、中にはアカウント売買が活発に行われているジャンルもあります。ここでは6つのジャンルを紹介しましょう。

①恋愛系アカウント

TikTokには恋愛のノウハウを発信したり、フォロワーからの恋愛相談に乗ったりなど、様々な恋愛系アカウントが存在します。その中でも、恋愛相手との関係性や悩んでいる状況などターゲット層をしっかりと絞ってフォロワー獲得に成功しているアカウントは、売買が活発に行われています。

②料理系アカウント

おうち料理の紹介や調理方法の発信を行っている料理系アカウントでも、売買が活発に行われています。料理系アカウントは料理の腕前だけではなく、テーブルコーディネートのセンスといった要素にフォロワーがついていることがあるため、やや属人性が高くなることがあります。そのため、属人性の部分を含めて引継ぎできるアカウントであれば、マーケティングに有効活用できると判断して運営したい買い手がいるでしょう。

③美容系アカウント

コスメのレビューやメイク紹介など美容系TikTokアカウントも人気の高いジャンルです。運営者が顔出しをして発信しているアカウントは売買されにくいものの、新作コスメの紹介やレビューなどに特化したアカウントであれば、運営の引継ぎも難しくないでしょう。
さらに美容系アカウントは、ブログやYouTube、ECサイトなど他媒体の横展開も可能であることから人気の売買アカウントになっています。企業案件・PR案件が多いジャンルであることも魅力のひとつです。

④ファッション系アカウント

洋服の購入品紹介や「着てみた系」などのファッション系アカウントも、売買が活発に行われています。ファッション系アカウントは、固定ファンが多くついていることで横展開がやりやすいことから売買されやすい傾向があります。
ただし、運営者自身にファンがついているアカウントは属人性が高くなってしまうため、なるべく属人性をなくして運営することがポイントになります。

⑤小ネタ紹介系アカウント

歴史解説や時事ネタ解説など、小ネタ紹介系もTikTokで人気のあるジャンルです。マネタイズが難しいジャンルではあるものの、属人性が低くアカウント運営が引き継ぎやすい点は買い手にとって魅力的といえます。
YouTubeと連動させるなどマネタイズができていれば、YouTubeとTikTokのアカウントをセットで販売するといった方法で、想像以上に高値で売却できた例もみられます。

⑥ゲーム系アカウント

ゲームのプレイ動画や紹介動画を発信するゲーム系アカウントも人気の高いジャンルのひとつです。ゲーム系アカウントは運営者の声が動画に入っているものもありますが、読み上げソフトを利用するなど属人性をなくすことでアカウントの引継ぎも可能になります。
小ネタ紹介系アカウントと同様にYouTubeのゲーム配信動画と絡めるなど、セットでアカウントを売却することで、より高値で取引できるケースも想定されます。

Tik Tokアカウントを売買するコツとは?


ここまで、売買されやすいTikTokアカウントの特徴やジャンルについて解説してきました。TikTokアカウントをスムーズに売買するためには、次の2点が重要になります。

・TikTokアカウントの属人性をなくした運用をする
・他のSNSやECサイトと連携させてマネタイズを行う

TikTokは動画投稿サービスであることから、運営者の属人性が高くなる傾向にあります。しかし、「運営者の顔出しは行わない」「読み上げソフトを利用して声出しはしない」など運用ポリシーを決めておくことで属人性を低くすることも可能です。

また、他のSNSやECサイトと連携させてマネタイズに成功していれば、マーケティングツールとして欠かせないアカウントとなり、より高値で売却できるでしょう。

サイトレードでは、TikTokの売買案件を取り扱っており、M&Aアドバイザーが仲介サポートして取引ができる仲介会社です。サイトの売買のみならず、TikTokアカウントの売買を検討している方は、ぜひお気軽にサイトレードまでお問い合わせください。

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まとめ

近年、企業のマーケティングツールとしても注目を浴びているTikTok。利用者や活用の幅が広がっていることから、アカウントの売買も活発に行われるようになってきました。
売買されやすいTikTokアカウントには、「属人性が低い」「エンゲージメント率が高い」「横展開が期待できるor既に展開している」といった共通の特徴がみられます。TikTokアカウントを売買する際には、こうしたポイントを押さえながら取引を行うようにしましょう。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる