サイト売買コラム

  • 買い手目線

サイト売買で起こりがちなトラブルとは?トラブルの事例を紹介

この記事のポイント

トラブル防止のため契約書の作成や金銭の授受は専門知識を持つ人のサポートを得ること!

執筆者:和家 智也

近年、活発に行われているサイト売買ですが、中にはトラブルに発展してしまうケースがあります。サイト売買に取り組む前には、これまでに起きたトラブルから事前の対策を学ぶことが大切です。本記事では、サイト売買でよく見られるトラブルを紹介していきます。

サイト売買におけるトラブルとは?

サイト売買は、売り手・買い手双方に多くのメリットがある譲渡取引です。しかし、残念ながら中にはトラブルへと発展してしまうケースもあります。

「入金後に売り手と連絡が取れなくなった」「事前に聞いていたサイトの情報と違った」「引継ぎをしっかりやってくれなかった」など、その内容はさまざまです。サイト売買を行う際は、これまでに起きたトラブルから対策を学びましょう。

次項では、サイト売買で起きたトラブルについて、詳細を紹介していきます。

なお、本記事で紹介するトラブルはサイトレード内で起こったものではなく、個人間の取引で起きたものです。

サイト売買でよくあるトラブル10選

ここからは、サイト売買で実際に起きたトラブルについて紹介します。

(1)購入資金の入金後に連絡が途絶えた

個人間の取引で多いのが、金銭面でのトラブルです。「購入資金を振り込んだ後に、売り手側と連絡が取れなくなった」ということも珍しくありません。

サイト売買では大きな金額が動くこともあり、金銭面には慎重な対応が求められます。個人間でのトラブルは解決が難しいこともあるため、安全に資金の受け渡しが行える仲介業者を利用することがおすすめです。

サイトレードでは、契約のサポートに加えて、金銭授受の取り決めサポートも行っています。売主様と買主様の仲介役として、最後までフォローさせていただきますので、安心してご利用ください。

(2)事前に申告されたサイトの情報と違った

サイト売買では、買い手に対してサイトの収益やアクセス数などの情報の開示が行われます。サイトに関するデータは、買い手が購入を決める重要な指標です。

しかし、個人間の取引では「事前に申告されたデータと実態が全く異なっていた」というケースもしばしば見られます。売り手側は「早くサイトを手放したい」、「より高く売却したい」という気持ちから、虚偽のデータを申告してしまうようです。

その点、サイトレードでは、契約前にしっかりとデューデリジェンスを行っています。売り手が申告した収益や取引先、アクセス、システムなどを中心に監査を行うため、正確なデータのもと取引が行える安心感があります。

(3)譲渡後に売り主が類似サイトを立ち上げた

通常、サイト売買では、「競業避止義務」への同意手続きを行います。これは、サイトの譲渡後に売り手が類似サイトを運営することを防止するためです。

しかし、個人間の取引では、契約書への記載が不十分であったり、売り手のその後の動向を把握しづらかったりなどで、類似サイトの運営を完全に防止することが難しいようです。

サイトレードの取引では、契約書内にしっかりと「競業避止義務」の条項を設けており、売り手に違反行為の確認を行います。譲渡後に売り手が競合業者になる心配もないため、安心してサイト運営を行うことが可能です。

(4)アフィリエイト関連で問題が多かった

個人間の取引では、アフィリエイトサイト関連のトラブルも多く見られます。よくあるケースとして、次のような例が挙げられます。

・引き継ぎ後にアフィリエイト案件が停止した
・アフィリエイトの引き継ぎが上手く行えない
・リンクの差し替えに手間がかかった など

アフィリエイトサイトの売買を行う場合は、トラブルを未然に防ぐために細かい点までチェックしなければなりません。しかし、サイト売買初心者の方の場合は、具体的にどのような点を確認すればよいのか分からないこともあるでしょう。

サイトレードでは、買い手との面談に仲介者として同席しており、疑問点の解決をサポートいたします。確認すべきポイントもお伝えしますので、初心者の方でも安心してお取引いただくことが可能です。

(5)フォロワーや登録者の購入を行っていた

近年ではInstagramやTwitter、YouTubeアカウントの売買も盛んになっており、掲示板を介した個人間の取引も活発に行われています。しかし、中には「フォロワー数を購入してかさ増ししていた」というケースもあるようです。

SNSアカウントの売買では「フォロワー数の多さ」が重視されますが、非アクティブユーザーのフォロワーばかりでは、買い手にとっては何のメリットもありません。

サイトレードでは、SNSアカウントの売買も多く扱っており、フォロワー購入の有無もしっかりとチェックを行っています。また、フォロワー数だけでなく、アカウントのジャンルやエンゲージメント率など複数の観点から評価を行っているため、より価値の高いアカウントを選定することが可能です。

(6)取引相手と音信不通になった

個人間の取引では、「相手と連絡が取れなくなった」というトラブルも多く見られます。途中で取引が頓挫してしまうだけでなく、中には「サイトの詳細情報を伝えた途端、連絡が取れなくなった」というケースもあるようです。売り手はサイトの重要な情報を取られてしまうため、今後サイト運営を続けていくうえでも大きなトラブルに発展しかねません。

その点、サイトレードでは、取引の確度が高い方にのみご利用いただいているため、途中で音信不通になるといったトラブルが起こる心配はありません。また、買い手・売り手のやり取りはサイトレードが仲介しますので、スムーズに取引を進められます。

(7)想定よりもサイト運用が複雑だった

サイト売買では、引き継ぎ後に「想定よりもサイト運営に手間がかかる」と後悔するケースがあります。特に個人間取引では、「早く売却したい」という気持ちから、故意に運営にかかる時間やコストを少なく申告する売り手もいるようです。

サイト運営にかかる手間は、慣れによって徐々に短縮できるケースもあるものの、自分のリソースや運営スキルに見合うものを選定することが大切です。サイトレードでは、買い手のニーズにマッチした案件をご紹介しているため、サイトの引き継ぎ後に「事前の想定と違う」とギャップを感じることがありません。

場合によっては、外注先のご紹介も可能ですので、サイト運営に自信がない方でも安心してご相談ください。

(8)購入サイトの移行方法が分からない

サイト売買では、譲渡契約の成立後にサイトの移行手続きを行います。しかし、個人間取引では「どのように移行を進めればいいのか分からない」というケースも多く見られます。特に、売り手・買い手双方がサイト売買に不慣れな場合は、なかなかスムーズに手続きが進められないようです。

サイトの移行手続きは、サーバーの種類やバージョンによって対応が異なるため、正確な知識のもと手続きを行う必要があります。誤った対応を取ってしまうと、譲渡自体が難航してしまうこともあるため、特に慎重に対応することが大切です。

サイトレードでは譲渡が完了するまでサポートしているため、売り手から確実にサイトを引き継ぐことが可能です。引継ぎ時の手続きもフォローさせていただきますので、サイト売買初心者の方でも安心してご利用いただけます。

(9)著作権に関してのトラブル

サイト売買では、「著作権を侵害しているコンテンツがないか」といった点を確認することも大切です。過去の事例では、「譲渡後に著作権を侵害していることが分かった」というケースもあります。仮に著作権侵害で訴えられてしまった場合、多額の損害賠償を請求されることも考えられます。

サイトレードでは、著作権に関するアドバイスや契約書作成のサポートも行っているため、リスクを抑えた取引を行うことが可能です。多くの経験を持つアドバイザーがしっかりと担当させていただきますので、「著作権への知見があまりない」という方でもお気軽にご相談ください。

(10)中々サイトが売れない・買えない

トラブルとまではいえませんが、中には「なかなかサイトが売れない・買えない」という悩みを抱える人も多くいます。

個人で取引相手を探す場合、取引のポイントを押さえられず、なかなか話が前に進まないことがあるようです。特に、次のようなポイントで失敗しているケースが多く見られます。

【売り手】
・適正価格をつけていない
・サイト運営が属人的でマニュアル化できていない
・サイトのメリットを上手く訴求できていない
【買い手】
・条件と予算が見合っていない
・サイト購入後のシナジーや運営イメージができていない
・サイトの評価ポイントがよく理解できていない

サイトレードは、売り手・買い手双方に適切なアドバイスをお伝えしているため、効率よく取引を進めることが可能です。サイト売買初心者の方でもしっかりとフォローさせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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サイト売買のトラブルを避けるためには専門業者を使うのがベスト!

ここまで、サイト売買でよくあるトラブルを紹介してきました。特に、個人間の取引では事前のチェックが不十分になることから、トラブルが起きやすい傾向にあります。

安心してサイト売買の取引を進めるためには、専門の仲介業者を利用することがおすすめです。仲介業者では、取引相手との交渉を仲介してくれるだけでなく、金銭の授受や契約書作成のサポートまで行ってくれます。

サイトレードではこれまで2,000件以上のご相談、数百件に及ぶ仲介実績があります。サイトの売却・購入を検討されている方は、ぜひお気軽にサイトレードへご相談ください。

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まとめ

近年活発に行われているサイト売買ですが、中には残念ながらトラブルに発展したケースも見られます。特に個人間の取引では、第三者によるフォローがないため、「資金を振り込んだ後に連絡が途絶えた」「事前に聞いていた情報と違った」といったトラブルが頻発している状況です。

サイト売買では契約書の作成や金銭の授受が発生することから、専門知識を持つ人のサポートを得ることがおすすめです。

サイトレードでは、経験豊富なアドバイザーが取引の最後までサポートさせていただきますので、どうぞまずはお気軽にご相談ください。

執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる