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Twitterアカウントの売却相場はどれくらい?価格の基準も解説

この記事のポイント

複数の要因によって売却価格が決定!ポイントを押さてアカウントを育てることが大切!

執筆者:和家 智也

情報の拡散力に優れているTwitterは、多くの企業がマーケティングツールに使用しているSNSです。外部サイトへの導線も作りやすいため、最近ではアカウントの売買も急増しており、中には高値で売買されるケースも見られます。

そこで本記事では、Twitterアカウントの売買相場について解説していきます。売却価格を上げるポイントについても解説しますので、アカウントの売却を検討している人は、ぜひアカウント運営の参考にしてみてください。

Twitterアカウントの売却相場とは

Twitterアカウントの売却価格は、フォロワー数や発信内容、インプレッションやエンゲージメント率、マネタイズの有無など複数の要因から決められるため、ハッキリとした相場価格はありません。中には数百万円で売却されることもあるなど、まさに「ケースバイケース」の分野ではありますが、参考までに実際に売買が成立したケースを見てみましょう。

【金融系アカウント】

フォロワー数Twitter:20,000人
Telegram:2,000人
売却価格200万円
平均売上100万円
平均コスト30万円
平均利益70万円

上記アカウントは、暗号資産やNFT関連の情報発信に特化したアカウントで、既に収益化に成功していることから高値での売買が成立したケースです。

アカウントを運営するにあたって暗号資産の知識は必要となるものの、属人性が高いというわけではなく、引継ぎが可能であった点も買い手にとっては高評価でした。

また、Twitterアカウントの売買では、収益化していないアカウントも多く取引されています。その一例を紹介しましょう。

【エンタメ系アカウント】

フォロワー数70,000人
売却価格20万円
平均売上0円
平均コスト0円
平均利益0円

上記アカウントはいわゆる「botアカウント」で、複数のアカウントを同時に売却したケースです。収益化は行われていないものの、フォロワー数が多く情報拡散力の高さが評価されたことから売買成立へと至りました。

このように、Twitterアカウントは数十万円~数百万円まで幅広い価格帯で売買されており、ハッキリとした売買相場は今のところありません。

Twitterアカウントの売却価格は無料査定で算出可能

前述の通り、Twitterアカウントの売却価格はケースバイケースで、明確な売買相場がありません。とはいえ、将来的にアカウントの売却を考えている人にとっては、おおよその目安だけでも知りたいものでしょう。

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Twitterアカウントの売却価格を決める基準とは?

Twitterアカウントの売却価格は、いくつかの基準によって決定されます。売却価格に影響するポイントを押さえた運営を行っていれば、将来的に高値で売却することも十分可能です。ここからは、Twitterアカウントの売却価格を決める基準について解説していきましょう。

(1)Twitterアカウントのジャンル

Twitterアカウントには様々なジャンルがありますが、中には多くの人が関心を抱く人気ジャンルもあれば、一部のユーザーから支持を受けるニッチなジャンルもあります。

例えば、美容系アカウントやダイエットアカウントなどは多くの人が興味を持つジャンルであることから、アフィリエイトがつきやすく、マネタイズの手段も複数あることが特徴です。フォロワー数が多いアカウントや収益化に成功しているアカウントは、実際に高値で売買されたケースも多くあります。

ただし、一概に「マニアックなジャンルのアカウントが売れない」というわけではありません。たとえ大衆ウケを狙えないニッチなジャンルであっても、特定層のファンを獲得しているアカウントであれば高値で売却することも十分可能です。

(2)インプレッション、エンゲージメント率の高さ

Twitterアカウントの売買では、インプレッションやエンゲージメント率の高さも重要なポイントです。

Twitterの特徴でもある「いいね」や「リツイート」の機能は、フォロワー以外のユーザーにも情報が届く効果があり、エンゲージメント率が高いほど情報拡散力が高いアカウントとなります。

また、ユーザーのタイムラインに表示された回数を示すインプレッションも、情報拡散力を図るうえで大切なポイントです。インプレッションが高いほど、多くのユーザーに情報が届く可能性があることから、買い手にとっては1からアカウントを育てるよりも効率よく情報を拡散できるメリットがあります。

そのため、買い手によっては収益力よりもインプレッションの多さやエンゲージメント率の高さを重視するケースも珍しくありません。

(3)積み上げてきた発信内容

Twitterアカウントの売買では、過去の発信内容も重視されます。これまで起こったTwitterの炎上騒動の中には、何年も前のツイートが原因で引き起こされたものもありました。

大きな金額を出してアカウントを購入する買い手にとっては、過去のツイートが原因で炎上を起こすようなことは避けたいものです。購入後にそういったトラブルを引き起こすことがないように、「コンプライアンスに抵触するような発言はないか」、「パクリツイート(パクツイ)はないか」といったことは特に重視されます。

SNSを使用するうえで発信内容に気を付けることは当たり前ではあるものの、アカウントの売却を検討している人は一層配慮したツイートを心がけましょう。

(4)マネタイズの有無

既にマネタイズに成功しているアカウントは、相対的に売買相場も高くなる傾向にあります。「Twitter経由でアフィリエイトに誘導する導線がある」、「企業とのPR案件がある」といったアカウントは、売買後すぐに収益が発生する可能性があることから、買い手にとっても魅力的な案件です。

また、Twitterから自社サービスへ誘導している場合、そのサービスを含めて売却することも可能です。

Twitterアカウントの売却価格を上げる2つのポイント

Twitterアカウントの売却価格を上げるためには、買い手に対して伝えるべき2つのポイントがあります。それぞれ詳しく解説していきましょう。

(1)メリット・デメリットをきちんと伝える

売却価格を上げるポイントとして、「アカウントのメリット・デメリットを伝えること」が挙げられます。

アカウントの優位性を伝えることはもちろんですが、それと同時にウィークポイントを開示することも大切です。例えば、「最近はアカウント運営に割く時間が確保できていなかったため、収益が減少している」など、現状を取り繕うことなく正直に打ち明けることが、かえって買い手からの信頼獲得にもつながります。

また、ウィークポイントを伝えるときは「こういう運用を行えば収益力改善が狙える」など、買い手にとってメリットとなる情報を伝えることも意識しましょう。

(2)アカウントの将来性を伝える

まだ収益化ができていないアカウントは、今後の将来性についてアピールすることも大切です。「現状は収益につながっていないが、将来的にはこういった形で収益につなげられる」など、具体的なプランを提示することで買い手が購入を決めるケースもあります。

収益化までのプランが具体的なものであれば、高値で売買されることも十分あり得るため、「収益化できていないから売却できないだろう」と諦めるのではなく、長期での展望を見据えながら運営を行うように心がけましょう。

まとめ

本記事では、Twitterアカウントの売買相場や、売却価格を決める基準について解説してきました。Twitterアカウントは、フォロワー数や発信内容、インプレッションなど複数の要因によって売却価格が決定されるため、ポイントを押さえながらアカウントを運営することが大切です。将来的にアカウントの売買を検討している方は、ぜひ本記事で紹介したポイントを参考にしながらアカウントの運営に取り組みましょう。

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執筆著者 和家智也(わけともや)

執筆者: M&Aアドバイザー 和家 智也(わけ ともや)
株式会社ゼスタス 代表取締役/早稲田M&Aパートナーズ株式会社 代表取締役
一般社団法人日本サイトM&A協会 代表理事

筑波大学第三学群基礎工学類卒業。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻修士課程修了(MBA)。2006年、サイトM&A専門仲介事業『サイトレード』を立ち上げる。2017年、第11回M&Aフォーラム賞 選考委員会特別賞を受賞。著書『M&Aエグジットで連続起業家(シリアルアントレプレナー)になる